鳥糞害の除去と対策


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塗装のダメージとして厄介なのがこの鳥の糞害です。対策と除去方法を挙げてみます。

■鳥糞は車にどのような被害を与えるか

鳥の糞は酸性,またはアルカリ性で長い間塗装に付着した状態にしておくと例えコーティングやワックスがかかっていても塗装膜まで浸透して酸化、腐食してしまいます。特に夏の炎天下では塗装膜への侵食が早い傾向にあるので要注意です。

ガラス繊維系のコーティング剤は比較的鳥の糞害には強いとされていますがあくまでも低減レベルで完全防御とまではいかないと思った方が良さそうです。

鳥糞の中でも大型であるカラスなどの糞は大量で侵食性も高いのでカラスが多い地域では特にボディーに着いた鳥糞に気を配る必要がありそうです。

■鳥糞害の対策

鳥糞の対策としてワックス、コーティングはかけていたほうが良いです。かかっていなければ塗装に直接ダメージが加わるため時間的な猶予が少ないためダメージが大きくなりやすい傾向にあります。

特にガラス繊維系やガラスコーティング剤は鳥糞のような酸性の汚れの耐性が強いとされているため施工の予定があればオススメしたいと思います。

ただしコーティング剤を過信してはいけません。コーティング剤やカーワックスの被膜はボディーの塗装面の犠牲膜となりますが0.05μ前後の被膜で、強力な侵食性をもつ物質が通過するのは時間の問題です。

ですから何より付着を発見したらすぐに拭き取ること!これが一番です。固まっている場合は無理に擦らず水で5分~10分ふやけさせてからスポンジや柔らかい布で拭き取ることによって傷つきを防止できます。

効果的に鳥糞を溶解除去するのにはお湯でふやけさせるか、虫取りクリーナーなどのケミカルを利用することによって作業が容易になりますのでお試し下さい。

鳥糞対策のコーティング剤

鳥糞防御という一点なら硬化系ガラスコーティングが一番耐性があるかと思います。g-hardリアルクリスタルは市販されているDIYで出来るシラン系ガラスボディーコーティングです。ただし施工条件失敗時のリスクやメンテの難しさはあります。

次いで最近人気のガラス(繊維)系コーティングです。ブリスXクリスタルガード・ワンプレストコートなどもこの部類に入るコーティング剤です。これらは施工が簡単な上に効果が高いことから人気があるようです。

初期性能においての耐鳥糞や防汚性能は明らかに硬化系を上回るでしょう。特に最近効果を高く評価しているナノ黒CG-1PRO などの乾式施工で仕上げるガラス繊維ケイ素系コーティングに関してはそういった傾向が色濃く感じられます。

最後に面倒にはなってしまいましたが、初期の被膜が厚く稼げる固形ワックスを上記のガラスコーティングのTOPコート剤(捨て膜)として施工しておくと大変有効です。

ただワックスの防御性能維持期間が非常に短いのは難点と言えます。・・・そういった欠点があるワックスの中でもザイモールチタニウムワックスSWISSVAXシールドは耐久性も兼ね備えており優秀な部類なワックスであると確認しています。

■鳥糞の除去方法

ここでは鳥糞自体を除去する方法と鳥糞によって出来てしまったシミの除去方法に関して書かせていただきますので以下を参考にしてください。

ボディーに傷をつけない鳥糞除去

被害を受けてから時間が経っていない状態ならば濡れたマイクロクロスなどで何度か丁寧に拭き取るだけでOKです。自宅なら流水などで処理できれば、なお良いですがついでに洗車という流れになってしまいそうですね。

大抵の場合は鳥糞が固まってこびりついた状態になってから気がつくはずです。テフロン系のワックスやナノ黒・CG1PROの初期状態はスズメ程度の糞ならパリッと剥がれて何事もなかったようになる場合もありますがカラスの糞に関してはそうもいきません。

大量かつ粘度のある糞は、食物にも影響するのですが全般に厄介な可能性が高いです。そういった糞が固まってしまうと除去する際に擦ると意外と多くの傷を残してしまう事があります。

というのもシッカリこびりついているため強く擦ってしまうというのが1つ。固まった糞が意外にも硬度を持っている・・・2つ。3つ目、糞の中に塗装を上回る硬度の異物が存在する・・・ということも往々にして有り得るわけです。

そこで利用したい物が3つ。これは虫取り、花粉、樹液など鳥糞以外にも使える品で、虫取りクリーナー+お湯+キッチンペーパー(ティッシュでも良いです)。

さて手順ですが、洗車をしていない状態での部分除去は余計な傷をつける可能性もありますが、洗車中に中途半端に剥がれてスポンジに巻き込むのも本意ではないので洗車前に処理するのがいいでしょう。

水道が使える環境ならば流水で除去できる部分だけ除去したら虫取りクリーナーを吹きつけます。乾燥する前にキッチンペーパーを被せてお湯(80度前後)をかけます。

1分ごとに三度程度繰り返し、そのあとキッチンペーパーを剥がしますがキッチンペーパーで拭き取らないでください。キッチンペーパーは落としブタというか水分と熱の保持の為です。(お湯は魔法瓶やポットで持ち運びすると便利です)

キッチンペーパーを剥がしたら流水で流してみてください。大抵の糞はこれで除去できます。流水が使えない場合や流水で落ち切れない場合は、絞っていないマイクロファイバークロスで加圧せず拭き取ってみます。(洗剤で泡立てたクロスも良)

塊が除去できない場合は無理して擦らず手順を繰り返してください。塗装にほとんどストレスを掛けず、さらに除去性もかなり高いです。

鳥糞でできてしまったシミの除去方法

残念ながら洗車しても落ちないようなシミがついてしまったら少し磨いたくらいでは落ちません、塗装膜を侵食してしまうため、元の状態に戻すには侵食している部分を全て研磨しなければならないのです。

手作業ではまず無理なのでポリッシャーなどにコンパウンドをつけて作業を行いますが強引に塗装膜を研磨してもどこまで研磨すれば消えるかという保証もないので少し研磨してみてまったく効果がなさそうであれば無理に自分で作業をしないほうが無難です。

研磨のしすぎは取り返しのつかないことになる可能性もありますので十分注意を。(具体的には集中して研磨を行うことによってクリア層が完全剥離してベースカラーが露出する可能性があります。)

手磨きによる鳥糞のシミの除去に関しては車の手磨きをする時の注意点は?を参考に手磨きを行ってください。くれぐれも慎重な作業を推奨いたします。

要はシミが出来ないための対策に注力するほかないというのが現状です。特に夏場で高温時にはシミになりやすいためご注意ください。


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