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撥水性の影響と性質を解明


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コーティング剤やカーワックスの中でも撥水性に属する性質の効果性能、影響などを解説

■撥水性カーワックス、コーティングの性質


一言で撥水性と言ってもその撥水性能は強撥水から弱撥水まで様々です。カー用品店や通信販売ではコーティング剤やカーワックスの性質を示すときの一つの手法として「撥水性」「親水性」などと表示します。

それでは撥水性とはどのような状態を指すのでしょうか。当ページではその曖昧な表現を水滴接触角度などの図解にて詳細に解説していきたいと思います。撥水性で懸念されるイオンデポジットやウォータースポットについての知識や情報はイオンデポジット除去剤・対策ウォータースポット除去・対策をご覧下さい。全て解説してあります。

■撥水性カーワックス、コーティング剤の研究/接触角度

コーティング面との水滴接触角度120° まず撥水性能はコーティング被膜面への水の接触角度などを目安するのが一般的で左の図のように水滴接触角度120°以上の撥水状態を強撥水、150°以上になると超撥水とも言います。

約120°付近の強撥水のコーティング被膜にもなると雨滴がボディーから流れ落ちやすく水滴も細かくなる傾向にあり、逆にウォータースポットの影響を受けにくくなります。

水滴接触角度90° 一般的な撥水コーティングやワックスと呼ばれる商品についてはほとんど左の図のような90°付近の撥水状態を発揮します。強撥水も衰えると徐々にこのような状態に移行します。

撥水性能はまだまだ気持ちのいい状態ですが、フラットなルーフなどに水滴が残りやすい傾向にありイオンデポジットやウォータースポットになりやすいといわれています。

しかしながらこれらに耐性を持った撥水商品も数多くありますし、現在の塗装はよっぽど痛んだ状態でなければウォータースポットは起こりません。

水滴接触角度60° 水滴接触角度60°付近はイオンデポジットの出来にくい理想的な撥水状態といえます。ガラス繊維系コーティングの施工初期の状態がちょうどコレにあたります。

弱撥水状態と呼ばれ、実は排水性、疎水性と呼ばれる状態もこの状態に近い「撥水性」なのです。これについては疎水性で解説させていただきます。


■強撥水性のカーワックス、コーティング剤


現在の主流は明らかに疎水性や親水性で時代の流れに逆らった強撥水性コーティングにはナカナカ出会えません。実は強撥水状態はイオンデポジットやウォータースポットに悪くは無いので懸念している方は見方を変えて試してみても良いかと思います。

超撥水商品でカー用品店で購入できるものは流水力シリーズ、通信販売で購入できるビューコートはまさに超撥水の水滴接触角度120°±5°の性能を持っているようです。施工店ではGZOXガラスコーティングが120℃には届かないものの110°付近の性能を持っているようです。

※流水力シリーズはイオンデポジット化しやすいとの情報を聞いたことがありますがその撥水能力は確かのようです。カー用品店などで見かけます。

撥水性カーワックス、コーティング剤


超撥水性の商品は少ないものの撥水性のカーワックス、コーティング剤は依然として多いようです。イオンデポジットが出来やすいものと、出来にくいものの見分けが難しいのが難点です。

強撥水に属さない90°付近の撥水性能を持つワックスやコーティング剤は親水性に近いものと比較するとイオンデポジット化しやすいのは事実です。しかしながら撥水性施工面特有の水弾きは気持ちのいいもので、現在の塗装ではベースカラーを痛めるウォータースポット現象もほとんど起きなくなっています。

市販商品ではカルナバを含む一般的なカーワックスはほとんど撥水性で一部のカーワックスでは超撥水域に達している場合も有ります。カーワックスとして代表的で性能の高いシュアラスター及びブラックレーベルなども撥水性です。

リキッドワックス、コーティング剤のゴールドグリッター プレクサスなども撥水性になっています。その他石油溶剤系ポリマーコーティング、シリコン・フッ素系ポリマーコーティングなどほとんどが撥水性になっています。

弱撥水性コーティング

定義的にカルナバ(植物油脂ワックス成分)を含むカーワックスと呼ばれるものは施工初期に撥水性になる為、弱撥水性に属することは一般的にありません。

状態的には撥水するものの大きな水滴になりボディーから流れ落ちる感じが強く走行などをするとボディーに細かな水滴が残らず、イオンデポジット防止性能も若干高めです。最近主流になりつつあるタイプです。

該当するコーティング剤としては弱撥水は疎水性と同意義として捕らえていますので、施工初期のガラス繊維系コーティングのブリスXクリスタルガード・ワン、やガラス系のG-hardなどもコレに当るかと思います。

※一部石油系、シリコン系などのポリマーコーティングでも弱撥水商品が見られることがあります。

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