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疎水性の影響と性質を解明


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コーティングやカーワックスの中でも疎水性に属する性質の効果性能、影響などを解説
 

■疎水性カーワックス、コーティングとは


まず疎水性とは読んで字のごとく水を疎外する性質である事なので「撥水」と同じような意味合いとしてとることができます。というか正確な定義としては親水性⇔疎水性という事で疎水=撥水というのが正しい解釈のようです。

すなわち一般的に使われている撥水という表現こそが取ってつけたような表現であり、物質が水を弾く様は全て疎水性の一言で片づけることのできる状態です。

ただしここでは「コーティング業界的な疎水性の解釈」として長々と私的解釈で書かせていただきます。その解釈とは・・・普通の撥水とは異なり水を弾くという感じではなくボディーから水分を排水するような撥水状態です。

このことから疎水性は排水性とも呼ばれることがあります。撥水性能で表すと弱撥水性にあたります。疎水性=弱撥水性がピンと来ない方はしたの画像を見ながら理解してみてください。また水が流れ落ちる為排水性と呼ばれたりもします。


クリスタルガードワン疎水被膜の様子   まず左の画像はガラス繊維系コーティング剤のクリスタルガードワンの施工面です。製品の性質は疎水性と言う説明の商品です。

見て分かるとおり水をかけると確かに疎水性と言われているコーティング面のようです。ほとんど水分は残らず掃けてしまいます。
クリスタルガードワン弱撥水状態   ところが今度はどうでしょうか?これはコーティング施工状態が同じときに同日、同時間に撮った写真です。弱撥水状態に見えませんか?

実際に雨が降ったときは細かな雨滴が降り注ぐのでこのような状態になります。再現する為に霧状に放水した状態です。

疎水性の状態を解説

上の2つの画像を見ていただくと分かるように水のかけ方によって撥水性とも取れることが出来るということです。疎水性は親水性に移行する前の水を退ける状態ですから=弱撥水性ということが出来るのです。

これを写り方を利用して撥水性能を高く見せたり、逆に水をわざと流すように流水した後撮影して疎水性である事のアピール度を高める手法は業界では常套手段のようです。

マイナーな呼び方では弱親水状態という呼び方をしているのも見かけます。疎水性は撥水と親水の過渡期の状態と性質を現すので表現としてはあいまいですが、間違いではない為表示としてはしやすいようです。

■疎水性コーティング剤/性能/性質


疎水性コーティング剤の利点

疎水性コーティング剤の特徴としては通常の撥水の中でも水滴接触角度が少なく大きな水玉になりボディーから固まりになって流れ落ちる為、水はけがよくイオンデポジットやウォータースポットの危険性が低いのが特徴です。

また撥水性の強いコーティング剤やカーワックスと比較してセルフクリーニング(自己洗浄)作用も高めなコーティング剤も多く、大雨が降った後などに汚れが残らず比較的きれいな状態になる性質を持っています。

疎水性コーティング剤の欠点

これと言ってありませんが、ユーザーの満足度として撥水の強いほうが気持ちがいいという意見をよく聞きます。「掛かっている気がしない」というユーザーも居るようです。性能に問題があるのではなく好みの問題程度でしょう。

代表的な疎水性コーティング剤

画像の施工面でも紹介したガラス繊維系に属するアクアクリスタルクリスタルガード・ワン、弱撥水性質の長続きするブリス、親水質に近いブリスXやガラス系(石英ガラス)であるG-hardリアルクリスタルなども初期は疎水性のコーティング被膜を形成します。

植物性の油脂を使用しておらず化学合成で作られた製品がほとんどです。上記で挙げたコーティング剤は防汚性能が高い、被膜硬度が高く鉄粉が落としやすい、ワックスには無い輝きが得られるなどが挙げられます。旧コーティング剤比較実験で確認していただくのもいいかと思います。

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