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親水性の影響と性質を解明


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コーティングやカーワックスの中でも親水性に属する性質の効果性能、影響などを解説

■親水性コーティングとは


コーティング剤でもナカナカ受け入れられなかったのが親水性タイプのもので、親水性とは水がボディーに付いたときに一切撥水をせずベターッと水が広がる状態の事です。

親水性、すなわち水となじむ(親和性が高い)コーティング被膜ということです。ワックスもコーティングもかけないで数ヶ月放置するとそんな状態になりますが、水をかけたときの状態はまさにそのような感じになります。表面張力を打ち消し親水膜と水がなじむ為です。

親水性の被膜は水との親和性が高い為、被膜に汚れが付着した場合に水をかけると親水「施工被膜と水がなじもうとする」ので異物である汚れは水と一緒に流れ出しやすいというセルフクリーニング効果が高いのが最大の特徴です。

そんな親水性の中でも状大別によっていくつかに分けることが出来ます。

弱親水性コーティング

完全な親水性にはなっていない状態ですが水を弾くのではなく大きな水溜まりになってボディーから流れ落ちやすく水分がボディー面に残らない理想的な状態でセルフクリーニング作用も期待できることが多いのが特徴です。

この状態ですと疎水性と呼ばれることもありますが疎水性から親水性への過渡期の状態といったほうが正しいかと思います。クリスタルガード・ワンの初期撥水を終えた安定状態、ブリスXの施工面がこの状態に当ります。

親水性ボディーコーティング

水滴にならず表面張力を打ち消す力の強いコーティングを指します。一般的に市販されている親水性を謳った製品は初期撥水があり、弱撥水性、疎水性と表現したほうが妥当なものばかりです。親水性に一番近いコーティング剤は時間経過後のブリスXかな?といった印象です。

他には光触媒チタン系のコーティング剤は親水性コーティング剤と呼べるものが多いとおもいます。市販で光触媒チタン系で親水性表示がされていれば効果を期待してもいいかもしれません。

超親水性ボディーコーティング

極めて水との親和性が高い親水被膜の事で自動車のミラーなどに加工されている光触媒の酸化チタニウムを利用した技術で、TOTOが有名なところです。霧状の水でさえなじんで水滴にならず、超微細な水滴の集まりである曇り現象も防止する素晴らしい技術です。

カー用品はもちろん、メーカーの純正品にも使用されており、セルフクリーニング効果の高さから建材などにも利用されているようです。もちろん自動車のボディーにも使用でき施工店もあるようですが市販化は聞いたことがありません。

ボディーへの施工の問題点として施工の均一化が難しい、洗車などに対する耐久性が低すぎる、油分系統の異物付着に弱いなどが一部として挙げられます。

にもかかわらずコストが高いなどの理由があり技術的には革新的で良いのですが過酷な環境下に置かれる自動車のボディーにはあまり適していないのかもしれません。(証拠にメジャーになっていない)

■親水性コーティングの性能・利点、欠点


新水系コーティング剤の利点

最大の利点はウォータースポット及びイオンデポジットの防止能力が高いという点です。親水膜は水が付くと広がりますからウォータースポットの原因となるレンズ作用は起きるはずもなく、ほぼ100%の防止能力があります。

イオンデポジットに関しては超親水のような状態であればかなり防げるのでしょうが、超親水性を発揮する光触媒は日光の力を借りなければ完全にならずセルフクリーニング効果が落ちてしまうため、どの道防止効果はあっても100%は防げません。

新水系コーティング剤の欠点

欠点としては外観的な問題も多いようで被膜感が無い、艶や輝きに劣るなどが良く挙げられるようで、施工店が少なくカー用品としてもボディーコーティングとしてはほとんど出回っていません。

ですからウォータースポットやイオンデポジットなどのダメージ、汚れを効果的に防ぐのであれば実用性でかろうじて親水域に入っている弱親水性のブリスXクリスタルガード・ワンを選ぶと良いでしょう。

純ガラス系であるG-hardリアルクリスタルは安定すると弱親水のいい状態になりますが、コーティング被膜が安定するまでイオンデポジット化しやすいようですので注意しましょう。

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