This page:洗車コーティング実験室 TOP > 自動車コーティング剤比較実験 > ブリスNEOの評価 > ブリスNEO過熱実験
ブリスNEO過熱実験
スポンサード リンク
ブリスNEOを加熱した時の状態・残留物、耐熱性の検証
また1500度の高熱で加熱し続けても残留物質が消失しないことからコーティング剤自体の性質としては熱に強いことも推測できます(ただし熱からボディーを守るという意味ではなく被膜が熱によって劣化市内という意味)
加熱中に燃焼、若干の発火があったのは成分中のセルロース及び加水実験で確認した水と分離している成分(油性成分?未確認)ではないかと思われます。
こびりついた物質は少々厄介でしたがコンパウンドで研磨することによって除去することが出来ました。過熱実験はコーティング性能を比較する上でコーティング剤の成分や性質など1つでも多くの情報を得るために実施した項目です。
以上がブリスNEOの加熱実験とその考察結果です
スポンサード リンク
ブリスNEO加熱の様子
![]() |
ブリスNEOの過熱実験を行います。使用するトーチ(ガスバーナー)は火炎温度1200~1700℃(MAX)で火炎は中火程度(約1300~1500℃位)で行います。 ステンメッキ仕上げのおたまにブリスNEOを少量垂らします。液剤は白色、多少の粘度ありです。 |
![]() |
加熱時の様子です。コーティング剤自体が若干引火して燃焼しているように見えます。蒸発した被膜は熱によってめくれて赤熱状態になっています。 この状態から更に加熱していき状態変化を観察しますが赤熱状態になった後この状態を維持しています。 |
![]() |
蒸発後のアップ画像です。白くザラザラした物質が残っています。通常の石油系コーティングやワックスは植物系の油脂が入って黒く焦げたような状態になり発煙します。 しかしながらブリスNEOに関しては白化した硬質(硬質ですが脆い)な物質が残留します。 |
過熱実験から解るブリスNEOの液剤性質
ブリス、ブリスX なども同様に過熱実験は行っていますが、やはりブリスシリーズは残留する物質が多くコーティング剤に含まれている有効な成分がガラス繊維系コーティングの中でも極めて多いことが推測できます。また1500度の高熱で加熱し続けても残留物質が消失しないことからコーティング剤自体の性質としては熱に強いことも推測できます(ただし熱からボディーを守るという意味ではなく被膜が熱によって劣化市内という意味)
加熱中に燃焼、若干の発火があったのは成分中のセルロース及び加水実験で確認した水と分離している成分(油性成分?未確認)ではないかと思われます。
ブリスNEO蒸発面の考察
硬質のザラザラした物質が多く残留していました。この物質はコーティング剤中の水分が高熱により蒸発して熱に強い珪素系ポリマーが残ったものだと思われます。硬質ですが脆く崩れやすい物質でした。こびりついた物質は少々厄介でしたがコンパウンドで研磨することによって除去することが出来ました。過熱実験はコーティング性能を比較する上でコーティング剤の成分や性質など1つでも多くの情報を得るために実施した項目です。
以上がブリスNEOの加熱実験とその考察結果です
スポンサード リンク