車ガラスのウロコ取り


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自動車のガラスについてしまったウロコの対策、除去方法について

■ガラスのウロコ取り


ガラスにウロコ(イオンデポジット)が付いてしまう原因やその防止方法はガラスのウォータースポットで説明したとおり、原因は環境によるものが多く、防止方法はフッ素系ガラスコートが有効だということを書いておきました。

しかしながら付いてしまったものはまず落とさないとガラスコートを掛けても意味を成しません。ガラスのウロコ取りは状態の重さによって幾つかの対処方法がありますので参考にしてください。

1,ガラスのウロコ除去・軽度の場合

まだウロコのようになって日が浅く比較的目立たないけどよく見たら雨染みのような輪染みが付いているという場合です。重度に見えてもまず以下の方法を試してみてください。

方法は至って簡単でガラスの油膜落しを使用して手磨きで擦ってみてください。落ちないように思えても強力な油膜落しには微量に研磨剤も含まれており軽度のウロコ、イオンデポジットなら除去できてしまう可能性があります。

この方法は一番簡単かつガラスに対してダメージが少なく、同時にリスクも少ない為まず油膜落しで落ちるかどうかは他の方法を試してみてからの方がいいかと思います。

上記で紹介している油膜落しは研磨剤を全面に押し出していない油膜落しの中では非常に効果の高い油膜落しです。ガラスコートの前処理に欠かせないので、どの道持っておきたいところです。

2,ガラスのウロコ除去・中度の場合

油膜落しを使ってもほとんど効果が得られず見た目にもいかにもウロコ状の模様が出てしまっている場合は中度の症状です。残念ながら少しリスクを伴いますガラスコンパウンド使用してみましょう。推奨はグラスポリッシュ (強力)かサイトK-1です。

基本的には専用のハードスポンジを使用して手で磨きこんで地道にガラスに付着したウロコを落としていきます。このとき注意したいのは極端に一部分を集中して磨かないことです。

ガラスコンパウンドは意外と威力がありますのであまり集中的に磨いてしまうとフロントガラスでは視認性に歪みを感じることがあります。逆に視認性に関係の薄いサイドガラスなどは神経質になる必要はありませんが・・。

出来れば範囲を大きめに意識して磨いた方が、研磨部分の集中化を防ぐことが出来ます。人間の心理的に「部分集中磨き」は陥りやすいので、疲れますが広範囲を意識して作業を行いましょう。

3,ガラスのウロコ除去・重度の場合

手磨きの研磨で落ちるには落ちるけど気が遠くなる、ウロコ状の模様が爪に引っかかりを感じるほどの物が大半で数も多い場合は重度認定です。方法は2つありますがどちらも相応のリスクがあります。

3-1,ガラスコンパウンドで機械磨き

重度のガラスのウロコに対するスタンダードな対処法で、必ず効果はありますが研磨限界がありますので症状によっては多少残るかもしれません。

手磨きと異なって機械磨きは研磨力がかなり上がりますのでガラスに歪みを出さないように注意することが必要です。ということでリスクとしては磨きすぎによるガラスの歪みです。

リスクを減らす為にポリッシャーは研磨力の低いものを選びます。初級者用はマキタ ダブルアクショ BO5010、研磨力がもう少しほしい場合はコンパクトツールP-150がお奨めで+ガラス研磨専用バフ (マキタもコンパクトツールも使えます)でガラス研磨ができます。

ちなみに使用するガラスコンパウンドは手磨き用の物でかまいません(リンク先の物は強力なので注意してください)。使用しやすいように若干水をつけるのもいいですが飛散に注意しましょう。ダブルアクションは振動で飛散しやすいです。(空回し厳禁)

どちらもダブルアクションを選ぶ理由は歪みが出にくく、研磨力が適正でガラス研磨に適した性能だからです。ガラスをシングルで磨く職人をあまり見たことがありません。

これらのダブルアクションポリッシャーを選ぶと共にガラス研磨時は部分的に集中して磨きこまず広範囲を意識して磨きこんでください。どうしても部分的にうろこの状態がひどく磨きたいときは、囲い込むように広範囲に(ぼかすイメージで)研磨してください。

途中でガラスを清掃しながら車の中に乗って景色の歪みなどが起きていないことを確認しながら作業を進めていってください。以上が機械磨きの作業概要と注意点です。

3-2,薬品を使ったウロコ除去

正直に言うと作業要領を守れば作業難易度も低く、一番手間もかからないのが酸性の薬品を使用したウロコ取りです。一方で失敗すると一番取り返しが付かないのもこの方法です。

商品の性質上なのか通販での販売はほとんどなく、有名なところではウロコカット、フッ化水素酸を使用していないと明言している安全なタイプではRE-20くらいでしょう。

そのほかの製品もフロントガラスへの使用が禁止されていたりして、強化ガラスのサイドガラス、バックガラスのみに使用を制限されているケースが多いです。

なぜ使用制限があるのかというとこの手の製品はガラスの表面を溶かしてしまう為、使用方法を誤るとガラスが白化してしまいます。実際に白化してしまったガラスも見たことがありますがちょっと曇ったガラスみたいで相当気分が悪いです。

注意点は完全に購入した商品の説明書に依存し厳守していただきたいと思いますが、経験上から言わせていただくと放置時間、使用温度には特にシビアになった方がいいと思います。

4,ガラスのウロコ除去まとめ

まとめてみると最終的には専用の研磨剤に依存せざるを得ない状態です。ダブルアクションポリッシャー(サンダ)は汎用性が高くサンディングディスクをつければバンパー補修、バフを付ければ下地つくりやコーティング・ワックスがけに使用できるので用意しておきたいところです。

また使用するガラスコンパウンドや薬品の注意事項、上記で挙げた注意点は必ず守って作業してください。研磨作業などは特に地道で手間のかかる作業なので時間のあるときにゆっくり行いましょう。焦ると良い結果は得られません。

時間、使用道具、知識があれば技術は何とかなるレベル(最低限満足が得られるレベル)まで達するというのが私の持論です。

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