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ガラスコートのかけ方・手順


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効果を引き出す車のガラスコートのかけ方、手順の解説。

■車のガラスコート施工手順


車用の撥水ガラスコートの効果を100%引き出す為の基本的な施工手順を解説します。シリコン系、フッ素系など系統はありますが共通とします。

1,下地作り

車のガラスは油分が付く環境が沢山あります。舗装したばかりのアスファルト車の排気ガスに含まれる油分などが代表的で、さらにガラス自体が油膜が出来やすい物質です。

油に比べ表面張力の強い水などの影響で一瞬にして油分は油膜へと姿を変えてガラスに付着します。これらの油膜を除去するには洗剤などではなかなか落とすことが出来ません(これも表面張力の影響といわれています)

このメカニズムは水やガラスなど表面張力の強い物質に油などの表面張力の弱い物質が接触すると強いほうに弱い方が引っ張られる為だとされています。

という事で下地作りには研磨剤が入った専用の油膜落しを使用することが必要とされます。油膜落しは固めのスポンジに適量付けて手磨きで縦横に往復させて使用し、水で流した時にガラスに撥水箇所が無くなったら(完全親水状態になったら)完了です。

下地作りはガラスコート施工に置いて最も重要で下地無くして完全な撥水状態と耐久性の両立は得られません。コート剤に下地処理効果があるものも別途油膜落しで下地を作ることをお奨めします。(ウロコなどが酷い場合は)

2,ガラス温め(施工補助)

ガラスの温度が低いとコート剤が弾いてしまいやすくムラになりやすいので施工補助の為ガラスを温めておきます。ただし熱くしすぎると逆に施工ムラを誘発しますのでこの方法は冬場や湿度が高いときだけで構いません。

車のヒーターを利用して温めますが、風向をフロントガラスにして温かい風が出始めてから5分程度が目安です。コート剤によって(フッ素系などは有効)乾燥時間を長く取らなければならないタイプには有効な手段です。

3,水分の完全除去

特にフッ素系ガラスコートなどに当てはまりますが、ガラスコート全般に(施工仕上げ・拭き取り時をのぞく)施工時の水分を嫌いますので塗り広げる時、乾燥中は水分が付着しない環境で行います。

油膜落しの時には水で流して油膜の有無を確認しますのでその時に残ったガラスの枠(ゴムモール)の隙間に入り込んだ水が出てこないように事前にティッシュペーパーなどで拭き取っておきます。

施工途中、乾燥前に水分が付着すると施工不完全部分やムラができてしまう可能性があります。このためガラス表面が曇るような状態での施工は効果半減、もしくは掛からないケースがありますので温めながら行ってください。

4,ガラスコートの施工

準備が完了したら所有しているコート剤の施工説明の通りに塗り広げていきます(乾燥時間などはコート剤の施工説明どおりにお願いします)。最初に四隅を縁取っておくと塗り忘れが少なくなるかと思います。

また車によってはガラスコートの施工でワイパーが跳ねてビビッてしまうことがあります。このような場合には施工時にワイパーの拭き取りラインに合わせて施工し、拭き取るように(簡単に言えばワイパーの動きで施工・拭き取り)するとビビリが抑制できます。

拭き取りは濡れたクロスなどで仕上げる場合が多いですが、ガラスコートが剥がれることは心配しなくてOKです。余分なコート剤を除去しコーティング面を慣らす作業なので入念に行っておかないと後でギラツキの原因になります。

5,グラファイトワイパーで撥水ガラス対応

ガラスコートをかけるとワイパー作動時に跳ねてしまい、いわゆるビビリ現象が起きてしまうことがあります。ガラスコートが一般的となった今では撥水ガラス対応グラファイトワイパーなるものが存在します。

このワイパーは表面をグラファイトパウダーなどでコーティングされており非常に滑り性がよく撥水ガラスの水切り性能がいいのが特徴です。せっかく撥水ガラスコートで良い視認性を手に入れたのならワイパーも交換していい気持ちになりたいものです。

ワイパーの選び方は「断面形状」と「長さ(mm)」で選びますので間違いのないようにしましょう。親切なワイパーは主要対応車種が記載されています。

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