プレストコート過熱実験


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プレストコートを加熱した時の状態・残留物、耐熱性の検証。

プレストコート加熱の様子

プレストコート加熱前の様子 ガラス繊維系に属するプレストコートの加熱実験を行います。使用するトーチ(ガスバーナー)は火炎温度1200~1700℃(MAX)で火炎は中火程度(約1300~1500℃位)で行います。

ステンメッキ仕上げのおたまに液剤を垂らして見ました。薄い緑色の液体で臭いは石油溶剤系の臭いがします。
プレストコート加熱中の画像 加熱中は最初は他のガラス繊維系同様にバチバチ飛び跳ねましたがすぐに落ち着いて赤熱状態に移行しました。

大抵のガラス(繊維)系は周りが真っ白になるのがセオリーですが若干黒くなりました。クリーナー成分などの性でしょうか?
加熱後の被膜の様子 加熱後の様子ですが左の画像を見ていただくと分かるとおりキレイに被膜がめくれたような形で形成されました。

この点はブリス、CG-1などとほぼ同様ですが被膜が白いのではなく透明感があるのが特徴です。

同じ系統のコーティング剤で、成分表記も大して違いない中、過熱しただけでこれだけ違いが出てくるのですから興味深いです。

過熱実験から解るプレストコートの性質等

プレストコートはガラス繊維系の中で洗浄成分を有している数少ないコーティング剤で、同系列で思い浮かぶのが界面活性剤による洗浄効果を発揮するアクアクリスタルがあります。

界面活性剤を利用した洗浄効果を持たせたコーティング剤は炎天下の施工でシミなどの可能性があるようで、プレストコートはそのような現象を防止するため界面活性剤のほかに石油系の成分を使用しているのかもしれません。

石油系の成分を燃焼させると黒く変色(焦げ・煤とも表現)するため、洗浄成分の入っていない他のガラス系コーティング異なり白くならなかったのはその関係も考えられます。

どちらにしても例えば石油系の成分が有ったとしてもこのような加水実験によって確認された水との親和性を考えても乳化されているでしょうし、被膜の内部ではなく表層に出てきますので施工・拭き取り時に汚れと共に大抵拭き取られてしまうでしょう。その後1回目のシャンプー洗車で完全に落ちると思います。

洗浄作用のメカニズムもそのような感じなのかな?と推測しています。以前は油性成分や完全無機と言うことに捉われていましたが、被膜のメンテナンスには犠牲的役割を果たし、洗浄効果も強い石油系成分も必要なのでは?と最近では思っています。

余談ですが自作のメンテナンス剤開発では現在迷ってはいますが石油系を使用するか否かを性能を見て考案中です。

とりあえず過熱実験の結果からは黒く焦げてしまう部分、被膜に関しては高温で加熱しても透明に近いものがそれぞれ残ることが分かりました。

プレストコート蒸発面の考察

蒸発加熱後に残った成分ですが、透明感のある被膜が残りその点は他のガラス系と異なりましたが被膜の触った感じなどは多少ザラザラ感が異なる程度でほぼ同様です。

定着度もコンパウンドで多少力を込めて擦り落とせば、頑固なものの除去できないほどではなくこの点も、他のガラス繊維系などと同様の性質を示しました。

以上がプレストコートの過熱実験考察結果です。

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