グラスガード過熱実験


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ウィルソン・グラスガードを加熱した時の状態・残留物、耐熱性の検証。

グラスガード加熱の様子

グラスガード加熱前 2液硬化型コーティンググラスガードの主剤A液の加熱実験を行います。使用するトーチ(ガスバーナー)は火炎温度1200~1700℃(MAX)で火炎は中火程度(約1300~1500℃位)で行います。

ステンメッキ仕上げのおたまに液剤を垂らして観察したところ液はサラサラでなにやらハッカ臭?
加熱燃焼中 B液に関しては激しく燃焼することが確定しているようなものですがA液はどうかな?有機溶剤の臭いするけど・・・と思って加熱してみるとご覧の通り炎を上げてしまいました。

燃焼した際に黒煙が出るタイプと白煙が出るタイプがありますがA液に関しては白煙が出ました。
加熱終期、赤熱部 水分が完全に飛んでから残留物質が赤熱状態に移行するまで過熱してみました。見ての通り白っぽい膜を形成し、膜が浮き上がった端部が赤く燃焼状態(赤熱状態)に移行しています。

熱し続けても焦げたり体積が縮まるような変化が見られなかったため加熱はここで終了しました。
加熱後残留物 加熱後に残った物質はご覧のとおりです。A液には白い沈殿物がありますがその物質でしょうか?珪素のようですが・・・。

炎が上がることを予想していたので比較的少なめの量を加熱したにもかかわらず残留物質は大目です。こびり付いた物質は少々頑固でしたがコンパウンドで除去できました。

過熱実験から解るグラスガードの性質等

B液のみならずA液に関しても燃焼する有機溶剤を含んでいることが判明したグラスガードですが、水分が飛んだ後の加熱の様子は、シラン系のガラスコーティングであるG-hardなどよりもガラス繊維系に近い感じがしました。

最後の画像を見ると多少焦げたような黒さがありますが、コレは成分中有機溶剤が発火したときに一時的に発生した煤が残って黒くなっている物で、残留物質が加熱によって後から黒くこげたものではありません。

この結果をふまえると被膜特性は液は燃焼するが硬化被膜自体は難燃、劣化しにくい物質であることが推測できます。

ウィルソン・グラスガード蒸発面の考察

蒸発加熱後に残った成分ですが、同シラン系の硬化型コーティングで1液性のG-hardやリアルクリスタルと比較してみるとかなり違った様子が伺えます。加熱後の様子はどちらかと言えばガラス繊維系の加熱実験結果に似ているものがあります。

皮膜状に残った白と黒の物質はガラス繊維系の過熱実験時残留物質よりも若干頑固でしたがコンパウンドを使ってステンレス表面からある程度の除去が可能な状態でした。

以上がグラスガード過熱実験です。

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