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零三式11型耐イオンデポジット検証
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フッ素系ポリマー零三式コーティング11型の耐イオンデポジット比較実験に関して
コーティング剤とは本来犠牲被膜となって外的な要因(汚れ・デポジットなど)からボディを保護するものですから本来の目的を果たせているといって良いと思います。
ただ結果的に良かったのは水垢クリーナー使用後です。もちろん被膜が殆どはがれてしまった感じは否めません。水洗いでは落ちないデポジットが数々付着して目立ってしまった点はやはり残念か・・・。
実験の特性上撥水性のほうが水滴一つ当たりが盛り上がり水分量が多くなりますので蒸発したときに成分が残りやすく固着しやすいという不利な点もありますが、これはコーティング剤の特性ですので受け入れざるを得ません。
雨水ではこのような状況はおきにくいでしょうが、実用上このような場面が無いとは言い切れず、もっと過酷な条件も存在するでしょう。やはり(状況を見て)定期的にアルカリ・キレート系水垢クリーナーを使う必要が発生すると思われます。
他の除去方法としては超微粒子研磨剤入りシャンプーを使用して物理的に削り落とすという手段がありますが、濃色車の場合は非推奨でギラツキが出ないとは言い切れません。
クリーナーを使ったときのイオンデポジットの落ち方は見ての通りですので、コーティングの被膜が耐久している間はまず安心といえるでしょう。
ちなみに今回の実験はデポジットの認識力を高めるために今回の実験では色温度の高い5500K(ケルビン)相当の高照度LEDライトをほぼ水平(光入射角5度前後)照射して、パネルを正面にして確認しています。この確認方法がもっともイオンデポジットを認識できると思います
被膜特性上致し方ないですが、この実験では撥水が強いコーティング剤に関しては、かなりデポジットが残りやすく、実用上でも洗車後の水道水や井戸水がボディーに滞留して残らないように十分注意しなければならないと感じました。
しかしながら被膜自体は生きていたようで、水垢落としクリーナーを使ったところ9割強のイオンデポジットが除去でき、これは未施工面よりも綺麗しなりました。被膜もはがれますが再施工時のリセットとしてもこの水垢クリーナーの相性はよさそうです。
当実験の結果についての性能に関しては環境(保管状態・天気・地域公害・汚染状態)によって大きく異なるため参考程度に考えてください。
以上零三式コーティングポリマー11型の耐イオンデポジット検証の結果です。
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■零三式11型コーティングの耐イオンデポジット検証の様子
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以下の内容は耐イオンデポジット性能比較のリンク先に基づいて零三式コーティングポリマー11型の実験を開始します。 霧吹きにて汲みたての水道水を加水する前に加熱した実験パネルの温度を測定しておきます。当実験のパネル温度は79.0度です。 |
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霧吹きで噴霧していますのでどんな面でも必ず撥水のような状態になってしまいます。 右側が施工面ですが撥水が若干強いためハッキリとした輪郭でご覧のような水垢の痕が付いてしまいます。このような輪郭や大きさなどは耐性とは別物なので特に気にしなくてもいいと思います。 |
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水洗い洗車を想定した水拭きを行いました。他の実験と同様、未施工面に関しましては、やはり水洗い程度では完全に取れてはくれません。これはいつもと同じ感じです。 毎度の事ながらあまり気にしていない人が見た場合は濃色車でも気にならないレベルで、白なら言われても分からないという感じです。 |
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こちらも水洗い後です。う~んなぜか未施工面よりも輪郭がハッキリしてしまいました。 撥水で水滴接触角度が大きい場合は当実験の特性上(完全フラットのため)水の残る量が多くなり絶対的に撥水すればするほど不利という構図になるようです。 汲みたての水道水という点も狙い通りの悪さをしているようです。 |
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アルカリ系水垢クリーナーを使った後の様子ですが水洗い後から比べると劇的変化です。写っていないものの若干の残りは確認できますが薄いものです。 除去率は90%以上といっても良いと思います。意外や意外撥水もかなり取れてしまいましたがしっかり犠牲被膜の役割を果たしました。 |
零三式コーティング11型の耐イオンデポジット比較実験総合評価
実車で使うと施工性も良く、ソコソコ艶も出ていい製品ですが、傷消し性能比較や塗り重ね実験ではさっぱり効果が発揮できず苦渋をなめてきた零三式コーティングポリマー11型ですがここに来て高性能を示しました。コーティング剤とは本来犠牲被膜となって外的な要因(汚れ・デポジットなど)からボディを保護するものですから本来の目的を果たせているといって良いと思います。
ただ結果的に良かったのは水垢クリーナー使用後です。もちろん被膜が殆どはがれてしまった感じは否めません。水洗いでは落ちないデポジットが数々付着して目立ってしまった点はやはり残念か・・・。
実験の特性上撥水性のほうが水滴一つ当たりが盛り上がり水分量が多くなりますので蒸発したときに成分が残りやすく固着しやすいという不利な点もありますが、これはコーティング剤の特性ですので受け入れざるを得ません。
雨水ではこのような状況はおきにくいでしょうが、実用上このような場面が無いとは言い切れず、もっと過酷な条件も存在するでしょう。やはり(状況を見て)定期的にアルカリ・キレート系水垢クリーナーを使う必要が発生すると思われます。
他の除去方法としては超微粒子研磨剤入りシャンプーを使用して物理的に削り落とすという手段がありますが、濃色車の場合は非推奨でギラツキが出ないとは言い切れません。
クリーナーを使ったときのイオンデポジットの落ち方は見ての通りですので、コーティングの被膜が耐久している間はまず安心といえるでしょう。
ちなみに今回の実験はデポジットの認識力を高めるために今回の実験では色温度の高い5500K(ケルビン)相当の高照度LEDライトをほぼ水平(光入射角5度前後)照射して、パネルを正面にして確認しています。この確認方法がもっともイオンデポジットを認識できると思います
未施工面との比較など
未施工面に関しては水洗いで6割除去程度にとどまっています(画像3枚目確認)、逆に施工面に関してはあまり取れずに7~8割ほど残ってしまうという事態になってしまいました。被膜特性上致し方ないですが、この実験では撥水が強いコーティング剤に関しては、かなりデポジットが残りやすく、実用上でも洗車後の水道水や井戸水がボディーに滞留して残らないように十分注意しなければならないと感じました。
しかしながら被膜自体は生きていたようで、水垢落としクリーナーを使ったところ9割強のイオンデポジットが除去でき、これは未施工面よりも綺麗しなりました。被膜もはがれますが再施工時のリセットとしてもこの水垢クリーナーの相性はよさそうです。
当実験の結果についての性能に関しては環境(保管状態・天気・地域公害・汚染状態)によって大きく異なるため参考程度に考えてください。
以上零三式コーティングポリマー11型の耐イオンデポジット検証の結果です。
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