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減圧手洗い洗車(洗車傷対策)


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黄砂の季節、埃の多く積もった状態から洗車するときに傷を付けない洗車方法

■減圧手洗い洗車の観念

傷を付けない洗車方法と通じるものがあるのですが、減圧洗車方法は拭き取り方法云々というものではなく、完全に「洗い方」のみを追求したものです。

黄砂の季節、土地柄でどうしても畑の土埃をかぶってしまう、などの悩みは多くの洗車好きが抱える悩みでもあります、こんな時には傷が付くから洗車をしない方がいいのか?でも洗車をしなければ汚いまま。

黄砂や有害物質の積層した状態は見た目だけでなく塗装にとっても良い状態ではありません。そこでなんとか傷を最小限にして洗車ができないかを考えた末に「減圧して埃だけを撫で落とす洗い方にしよう」というのが減圧手洗い洗車です。

特定の洗車用品の用意(柔らかいスポンジ)

こんなので良いの?というレベルの軟らかさのスポンジが必要になります。これには理由があります。通常のスポンジではコシがあり過ぎて減圧した状態では接地面積が少なくなり応力が集中しやすいので逆に傷をつけてしまう原因になります。

PVAスポンジやセルロースも素材としては良いですが、変形の自由度が少なく減圧して使用するのが困難なので結果的に耐久性は劣りますがソフトウレタンスポンジを使用したスポンジを推奨します。

例としてホームセンターで手軽に購入できるのはソフト99のSOFT&RICHというスポンジです。若干高いですがインターネットなどで購入する送料を考えればこちらが最もお奨めです。

ついでに購入するというなら洗車の王国の車にやさしいスポンジでも減圧洗車に対応できます。ソフト99製より若干ですがコシは有ります。この辺は好みの問題ですが価格的には安いのでついでに購入するならこのスポンジも有りだと思います。

両方ともスポンジを使って泡立てると非常に目の細かいクリーミーな泡だちです。

■減圧手洗い洗車の手順

たっぷりの流水で流れるものは流す

流し方は問いませんが、出来る限りこの初期段階で流すのは傷を付けない手洗い洗車の方法と同じです。できることならブラシレス洗車機で前洗車、または洗車場の高圧であらかじめ吹き飛ばしておくのが好ましいです。

自宅なら水を使える自由度に任せて水量と丁寧さでカバーするほかないです。ぜいたくを言えば環境によりますが家庭用の高圧洗浄機(ケルヒャーK2.01など)が使えれば理想的です。

カーシャンプーを泡立てる

基本中の基本ですが減圧洗車ではこの泡が非常に重要になります。使うカーシャンプーは濃縮の業務用などでも、市販品でもいいですが私の場合はボディークリンです(単純に使い勝手がいいため)

泡はスポンジを使って最終的にボディーと接触させる泡を作ってください。キメの細かい泡は大きな泡と違って、泡自体にコシがあります。このようなコシのある泡を作るために私の場合は通常より若干濃い濃度でカーシャンプーを使っています。

カーシャンプー濃度に関しては賛否両論ありますが、濃度は洗浄力を意図したものでは無く、あくまで泡のクッション性とコシを引き出すためです。中性の濃縮ですし多少の濃度コントロールは全く影響ないと思っています。

スポンジのモーション

普段意識したことが無いかと思いますが、重要なのはモーション(動き)のスピードです。皆さんが通常の手洗い洗車でどの程度のスピードでスポンジを動かしているか分かりませんが、洗車場で見てきたところ大抵の人がかなり早いモーションでスポンジを動かしています。

自分の手の可動範囲(大体・・・身長-40cmくらい?)を2.5~3秒かけてスポンジを動かすと思ってください。通常でもこのくらいのモーションであれば特別意識する必要はないと思います。。

減圧のスポンジワーク

非常に説明しにくいため図解付きで説明させていただきます。以下を参考に説明を読んでみてください。若干つかむまで時間がかかるかもしれません。

洗車傷対策の減圧洗車イメージ

青い矢印が減圧(要は少し引くイメージの力)です。ただし本当に持ち上げるような力をかけ過ぎると黄色の点の部分が持ち上がってしまい意味がなくなってしまいます。

持ち上がる寸前で、進行方向側の黄色の点の力をゼロ(点のスポンジの重さをゼロ)にするような感覚です。何度も意識していれば、その部分に泡が吸い込まれるような感覚になりますので感覚の問題になりますが、そんな感覚になったら成功です。

これを往復で難なく行えるようになればOKです。ただし洗い残しが出ていないか確認して、洗い残しが顕著に出るようなら少し減圧を調整してください。

元から汚れを取るためのスポンジワークではないので油分汚れや激しい汚れは落ちません。合わせて汚れ落としをしたい場合は一度流してスポンジも変えて2段階洗車にしてください。

この洗車の意味が全くなくなってしまいます。基本は表層の堆積物を塗装にストレスをかけずに落とす方法として考案した洗車方法です。

スポンジの濯ぎに関して

基本的に普通の洗車と同じで、バケツは2つ用意します。堆積物が多いことを前提としていますので、自己判断でスポンジのすすぎをしっかり行って、場合によってはシャワリングでスポンジをよく洗ってください。

2つ用意した理由として洗剤を補給するバケツと、濯ぎのバケツを分けるためです。

その後の工程

その後はしっかりと流水で洗剤と汚れを洗い流し、拭き取り工程に入ります。拭き取り時には最も傷が入り易いのですが、ここでは深く言及しません。

その他の工程や基本的な洗車方法などは正しい手洗い洗車の手順をはじめとして、カテゴリー手洗い洗車の方法知識を参考に進めてください。


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