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黄砂による車塗装への影響


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黄砂によって考えられる車の塗装面への影響の解説。簡易的な対策方法など

■黄砂による車塗装へのダメージ

黄砂とは何か?

黄砂は中国大陸内陸部のタクラマカン砂漠、ゴビ砂漠や黄土高原などの乾燥した地域の土壌で砂嵐などが起きた時に、その風で数千メートルの高度まで巻き上げられたものが偏西風に乗って日本をはじめとする国に到達し浮遊・降下する現象をさします。

この発生地域から考えても分かる通り中国大陸の方向から来るわけですから、日本海側で特に西側では影響が大きく黄砂の降り注ぐ量も多くなるようです。

しかも近年では、黄砂の量が増えているようで、これに関しては調べていないので原因は分かりませんが、砂漠地帯が広がったのか、異常気象によって砂嵐の規模や回数が増えたためか、あるいはその両方なのか・・・といった感じでは?と想像しています。

黄砂の車への影響

実は黄砂というものは結構厄介な物で、様々な被害をもたらしていることは皆さんも少なからずご存じだと思います。簡単なところだとやはり「見た目が汚いというのは、被害と言えば被害ですが、それだけに留まりません。

黄砂の成分は、出所は砂漠なのでその正体は、砂(厳密に言うと泥に分類されるらしい)です。ですから、含まれているのはシリカやカルシウムなどの鉱物系の成分が含まれています。

その粒子径は非常に細かく「泥」に分類されていることから分かる通り、非常に水に溶けやすく雨が降ればシリカやカルシウムなどのミネラルたっぷりウォーターの出来上がりです。

これが乾燥すると通常の雨水に比べイオンデポジットが固着しやすい性質になってしまいますし、実は黄砂に含まれている成分はもっと厄介な場合が存在します。

黄砂の成分とボディー侵食の強さ

実は黄砂の成分は研究が進められており、いろんな地域で採取観測・分析が行われているようで、その観測地域によって物性・成分が異なるという研究結果が出ているようです。

簡単に言ってしまうと車に害を与えるような酸性雨の原因物質などを吸着して降りそそいだり、大気中の有害物質と化学反応を起こしてさらに有害な物質と変化を遂げたりしているようなのです。

この黄砂が降り注いだ状態で、放置すれば?また雨が降って乾燥をしたら?悪影響が出てしまうことは目に見えています。ただでさえイオンデポジットが付きやすい成分が含まれているのに有害な化学物質を運ぶ媒体にも一役買ってしまっているのが黄砂です。

通常では到達できない地域に、黄砂によって大量の公害物質が運び込まれることはすでに分かっているようで、これを考えると強酸性雨などが降り注ぐ地域のレベルと同じ被害を日本本州全体的に食らう可能性は十分にあるわけで、この季節は非常に警戒する必要が有ると言わざるを得ません。

ガラス系コーティングに関してもいえますが、防御能力があるにしても確実に透過してダメージが加わる可能性があります。コーティングが掛かっているから大丈夫!という安易な考えはこの大気汚染の時代には捨てたほうがよさそうです。

■車の塗装を守る黄砂対策

長くなってしまうので、このページではとりあえず簡易的な対策を書かせていただきます。詳細は減圧手洗い洗車(洗車傷対策)黄砂対策のワックス・コーティングを読んでみてください。

洗車の回数を増やしましょう

黄砂は砂なので洗車は避けた方が良いと思われがちですが、私は有害物質で長期間侵食を受けるよりも、小まめに洗車をしたほうが車の塗装には結果的に良い状態になると思っています。

黄砂の粒子径は0.5μ~5μということで微粒子研磨剤レベルに細かいです。と言っても濃色車には傷が付き得る粒子径も含まれています。ノーブラシ洗車と減圧手洗い洗車を併用してボディーへの摩擦ストレスを最小限に洗車をすることをお勧めします。

ワックスよりも断然コーティング剤

私はコーティングの実験を主に行っているのでワックス否定論者だと思われている方、いるかと思いますが、未だにワックスは大好きです。ただ多様なコーティング剤に興味を引かれているだけで否定はしません。今でもZYMOLSWISSVAXを狙っていますし使用するのがちょっとした夢です。

ですが黄砂の季節ワックスよりもコーティング剤の施工を推奨します。何もグラスガードなどの硬化系コーティングや本格的なガラス繊維系のナノガラスブラックのようなコーティングを施工しなければダメというわけでもありません。

簡易的なPG1シルバーやゴールドグリッターなんかで構いません。以前に使って残っているガラス繊維系、お試しサイズの小売りがあるブリスでも構いません。とりあえず期間限定でも簡易的にワックスの上からでもコーティングの施工をしたほうが楽かと思います。

防御能力の面からではありません、実際にコーティング剤の防御能力がワックスと比較して極端に高いとは思いません。しかしながらこの季節顕著に表れるのは・・・防汚能力です。

ワックスは黄砂を吸い寄せて被膜に吸い込んでしまう感じが見受けられます。最近のワックスはポリマーハイブリッドが多いので分類的に微妙ではありますが、高級な艶の出るカルナバ高配合ワックスは黄砂の吸い込み傾向が強いので注意しておきましょう。


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