This page:洗車コーティング実験室 TOP > 車磨き・バフ研磨 > 車磨きの知識・用品 > ギアアクションポリッシャーの解説

ギアアクションポリッシャーの解説


スポンサード リンク



コンパクトツールG-150Nを中心とした電動ギアアクションポリッシャーの特性と詳細解説

■ギアアクションポリッシャーの詳細解説

ギアアクションポリッシャーとは

ギアアクションポリッシャーとは単純な一方向回転のシングルアクションと振動偏芯回転のダブルアクションの中間的な存在で、シングルアクションの研磨性能(回転トルク)を持ちつつも振動偏芯回転によって磨き目を拡散させバフ目を認識させにくくするポリッシャーです。

作業効率を考えると、シングルでポリッシュした後の磨き目をダブルで拡散させる作業を行っているような場合には、作業工程を非常に短縮出来ますので、まさに夢のツール?という感じでしょう。

実際に、ローパワーでも同出力のシングルアクションポリッシャーと比較しても研磨力で大きく劣るようなことは有りませんでしたし、ダブルとはまた違った軌跡(磨き目)ですが目立ちにくく、仕上がり視認性は良好です。

最近ではコンパクトツールのギアアクションG-150N が発売されましたがギア特有のうるささは感じられず、同コンパクトのダブルアクションP-150N と非常に酷似した音でした。

■ギアアクションポリッシャーの利点

何と言っても作業効率は省けます。私が実際に使用したギアアクションはG-150でしたが、430Wとは思えないトルクで回転しますし、感覚としてはダブルアクションなのに加圧しても回転が落ちないという感じでした。これが「ギア」か・・・。と感動しました。

実際にはギアで回している(構造は分りませんが、種類によってはプラネタリギアでをつかっているとか)ので、ダブルアクションとは違った目になりますから、わざと荒いコンパウンドなどを使用して目を見てみると面白いかと思います。

作業工程の短縮・研磨力

利点はこのギアの回転トルクがありますので、シングルとまではいきませんが、実際問題研磨力に関してはダブルアクションと大きな差があります。正直今までのダブルは仕上げ研磨には使用できましたが、傷を追ったりする研磨はかなり効率が悪かったはずです。

それと比較すると研磨力は間違いなくシングル寄りです。面圧の掛かる低反発バフなどを使用した場合は同パワーのシングル+ウレタンバフの組み合わせに匹敵する研磨力を有するのでは?と思ったほどです。

プロの目で見たクオリティーの是非はともかく作業工程の大幅な削減ができ、私のような素人が見る限りでは仕上がりもかなり良好な印象です。

ギアアクションで青空研磨が可能に!

もうひとつは青空研磨が非常に身近になったということです。今までシングルで磨くには900Wとかその辺りでないと、まともに磨ききれるポリッシャーが無かったので車のバッテリー+インバーターでは電源が取れない環境のユーザーが屋外で磨くことは困難でした。

しかしながら私が研磨体験をしたコンパクトツールのギアアクションG-150Nは「磨く」に値する研磨力を有しつつも消費電力は430Wです。定格500Wのインバーター を車載すればどこでも車磨きが可能ということになります。

ただ高出力インバーターを使用しての車磨きは発電機(オルタネーター)やバッテリー容量と相談する必要性があり、バッテリーに関しては最低ワンランクは性能アップしたもので対応したいです。

磨き目が目立ちにくい

書いたとおりダブルアクションとは若干目が異なるものの、ランダムに分散した磨き目になりますから一般的な感覚で言えばシングルアクションよりもバフ目が目立ちにくく、仕上がりが良好に感じられます。

プロの方はともかくとして、磨きに関して技術を仕入れる当てもないDIYユーザーにとってはありがたい話であり、屋外で研磨が可能で、さらに磨き目が見えない仕上がりを手にすることができるとなれば流石にメリットは大きく感じます。

熱が発生しない

シングルアクションで慣れてくるとやってしまうのは加圧のし過ぎ、傷の追い過ぎなどで熱を発生させすぎてしまい、塗装をおかしくしてしまったり、塗装の荒れ具合やコンパウンドの選定が悪くて抵抗過大で熱を溜めすぎてしまうことです。

コレはシングルアクションが止めどなく単一方向に回り続けるので、動かさなかったり加圧が強かったり、回転が速かったりすれば熱の発生が比例して大きくなるためです。

その点ギアアクションは回転的にはシングルの極低速回転よりも低い回転域で、軸もぶれますから熱が発生しにくいうえに拡散させる動きもありますからモーションを遅くしても熱が発生しにくいというメリットもあります。

研磨方法に関しては熱を味方にすればバリエーションは増えますが、かなり試行錯誤が必要な上に塗装によっても若干理論を変えなければならないので、基本的に熱を発生させずに磨くことができた方が仕上がりは常に均一になります。(仕上がりが安定する)

■ギアアクションのデメリット

価格が高すぎる・・・

これに尽きます。趣味に使うお金に糸目をつけないという考えならいいですが、商売でもないのに定価60,000円のポリッシャーをポンと購入できるか言われれば普通の感覚ならできないでしょう。

今はインターネット販売があるので、かなり安く出しているのでマシですがそれでも4万円台です。ちょっとした家電を買う勇気が必要です。私もランダム・ダブル・シングルと所有していますが4万円台のものは持っていません。(もちろんギアを持っていません)

電気を供給しにくい場所で使いたい願望(例えば騒音の迷惑にならない屋外とか・・・)がありますし、ギアの磨き方も研究したいので欲しい気持ちはありますが、私自身購入できずにいます。

ダブル同様にギアアクションも騒音大

コンパクトツール社の製品は私が聞いたことのあるダブルアクションポリッシャーの音で一番静かに感じます。そのダブルアクションと同等程度の音だったので同社G-150はギアアクションの中では相当静かな部類に入るのかもしれません。

しかしながら、やはりシングルに比べると騒音は大きく、住宅街の自宅駐車場でガンガン回すには気が引ける音を発します。工事などの音に比べれば小さな音なのですが、やはりご近所の目もあるでしょう。

研磨には若干の技術が必要

コレはデメリットではないですが、ギアに関してはダブルアクションよりも研磨力がありますので注意が必要です。技術と書きましたが、ダブルに技術が要らないとかそういった意味ではなく、研磨力が強いためダブルの感覚で磨くと磨きすぎになったりエッジ部分を剥離させてしまう危険性があるということです。

私の場合は磨く前に比較的多くの部分にマスキングで養生しますが、これはシングルを使い始めてからの癖で、ダブルしか使っていなかった頃はマスキングせずに適当に磨いていただけでした。

ダブルアクションの研磨力なら、ハッキリ言ってこの磨き方でも角の部分などを剥いでしまうことはなかったのですが、ギアの場合はダブルの感覚で磨くと樹脂パーツ(バンパーなど)の塗装部分はRが多いので剥いでしまう可能性もあります。

集中研磨や角部分の研磨はシビアな感覚で磨く必要があるということです。


スポンサード リンク