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サイドバイザーの傷取り・コート


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サイドバイザーの傷取り・くすみ取り方法。適した保護コーティングに関して。

サイドバイザーとは

サイドバイザーとは雨天時などにウィンドウを少し下げた時に雨が車室内に入り込まないように、ドア上部に両面テープと樹脂製のピンなどを用いて取り付ける透明樹脂製の「ひさし」」です。

プラスティックパーツなので紫外線などの影響で劣化しますし、硬度から考えても洗車機などで容易に傷が付いてしまい、次第に透明度が失われていくパーツでもあります。

サイドバイザーのメンテナンス方法

サイドバイザーは樹脂製品で、しかも硬度的には塗装よりも柔らかい表面性質であり、透明であることなどから傷は非常に目立ってしまいます。ボディーではありませんし、いざとなったら取り換えも利きやすい製品なので気にしている方も少ないとは思います。

ただ、サイドバイザーの黄ばみや傷が少しでも取れると、見えやすい位置についているだけあって洗車後の印象もだいぶ変わってきます。

まず用意するものは・・・プラスティックコンパウンド、マイクロファイバークロス、適当なスポンジ、無機硬化系コーティング剤、の4点です。

傷取り・プラスティックコンパウンドに関して

プラスティックコンパウンドはなるべく有ったほうがいいですが、超微粒子研磨剤で代用しても構いません。粒子が細かいものを選んでください。細めコンパウンドなどを適当に使うと余計に白く曇ってしまいますので注意です。

専用品ですと洗車の王国のプラポリッシュ などがあり、この製品は研磨用と仕上げ用がセットになっているので効率よく仕上げられる仕様になっています。

あとは掲示板での情報になりますが黒色プラスティックは非常に傷が目立ちやすいため、市販品最微粒子と言われているリンレイ・プロミラックスヘッドライトが仕上がりがいいとの情報もありました。

プラスティックのコーティング・保護剤に関して

無機硬化系コーティング剤は溶剤を含まない方が好ましいです。溶剤を含むタイプも結局のところ反応後に有機溶剤は残らないものの施工時の影響を考えて含まない方がいいと思います。

そうなってくるとホイールコートやモールコートで主成分になっている「シロキサン」を含む1液硬化型のコート剤で、出来るだけ溶剤系を含まない製品が好ましいです。用意できない場合は効果持続性は落ちますがガラス繊維系などで代用してもいいでしょう。

洗車の王国のホイールクリスタル 、カーシャインのハードクリスタル、クルーズのホイールコートなどがそれに当たります。クルーズのホイールコートだけは粘度が高いので厚塗りが可能です。他の製品は粘度が無いですが、伸びは良いです

何にしても磨いたプラスティックの面は酸化劣化が始りますので早めにコートするのが得策です。なお紫外線防止効果はほとんど期待しない方がいいと思います。紫外線劣化は経験上外部のコート剤ではほぼ防げません。

クロスに関して

塗りこみのスポンジは変なものでなければコーティング剤に付属してくるスポンジや、市販のワックス・コート用のスポンジを代用していただくことができると思うのですが、クロスは少し拘ってほしいと思います。

特に磨いた後のコンパウンド拭き取り時には完全なドライ状態でクロスが触れることになります。ブリスゴールドクロス とまでは言いませんが、同等?全く同じ品?っぽいのに半額以下のCG-PROのマイクロファイバー・クロスなどのステッチが無い起毛のマイクロクロスを使っていただきたいと思います。

通常のマイクロファイバークロスは乾式で仕上げるとステッチの部分で傷がっ入りやすかったり、繊維は細くとも編みこみがパイル状なので、やはり起毛タイプには仕上がりで劣ります。

内装のメーター拭き用やこういった透明樹脂パーツの仕上げ用として1枚は持っておいたほうが良いと思います。(硬化系のコート剤の拭き取りに使用すると再使用できなくなるので注意。)

用品がそろったら→サイドバイザー傷取り工程1

単体パーツなので事前の洗車に関しては特に問いませんが、砂ほこりなどは事前に濡れ拭きを数回繰り返して完全除去してください。磨き工程の時に残っていますと傷を増やす結果になりかねません。

とりあえずプラポリッシュの2工程が望ましいので、プラポリッシュ使用を仮定して工程説明を行います。

キレイにしたサイドバイザー、または付属のスポンジパッド面に適量(2~3滴)研磨・シミ取り用のプラポリッシュを取ります。(コンパウンドはどちらに垂らしてもいいと思います。)

きれいにするコツは時間をかけることです。短時間でたくさん傷を取るには動きを早くしたり加圧する必要がありますが、樹脂パーツに対して加圧研磨は厳禁で、これは機械磨きだけではなく手磨きでも同様です。

加圧研磨でよく取り上げられるのが熱の問題ですが、手磨きでは熱はあまり関係有りません。加圧による研磨粒子が1度に深く切削することが仕上げを悪くします。

したがって動きを早くする分には構わないと思うのですが、部分的に加圧しすぎないように、じっくりと時間をかけて磨いた方が仕上がりとしては必然的に良くなると思います。

だったら最初から研磨粒子の細かいもので、何も考えないで磨けばいいのでは?と思われるでしょうが・・・全く仕上がりが違います。コンパウンドの粒子径がすべて同一だと思ったら大間違いで、例えば1μのコンパウンドの研磨粒子が全て1μか・・・?

そんなことは絶対にありえません。磨いている途中に粒子径も変わりますし、平均約1μという風に捉えるのが妥当です。加圧することによって粒子径による影響が出やすいので、加圧のし過ぎは止めた方がいいかと思います。

サイドバイザー傷取り工程2

傷取り工程を数回繰り返したら、余分なコンパウンドをマイクロファイバークロスで除去しますが、用品の部分で書いたようにせっかくの傷取り研磨ですから、なるべく傷が付きにくいクロスが好ましいです。

ここで例としているプラポリッシュは仕上げ用のコンパウンドが同梱されていますので、傷取り用で若干まだ磨きによる傷が残って白っぽくなっている場合は仕上げ磨きをもう一度行います。ここでもあせらず加圧はし過ぎず仕上げます。

磨き終わったら同じく、マイクロファイバークロスで拭き取って、コンパウンドの残留をなくします。

サイドバイザーへのコーティング施工・保護

コーティング剤に関しましては一応推奨のものを挙げましたが、硬化系は少なからず施工のリスク(失敗のリスク)があるため、強くお奨めはしません。

しかしながらメンテナンス頻度を考えると明らかにボディーよりは低いであろうという点・耐劣化・艶の面からホイールクリスタルハードクリスタルナノ・ホイールコートなど硬化系推奨としました。

例えば現在使用しているコーティング剤がガラス繊維系であり、洗車の度に施工しているというのであれば、サイドバイザーも一緒に毎回保護コートするという対応でも問題ないと思います。

注意点としてはやはり硬化系施工の場合で、ピン回りやバイザーとボディー間で目立つ位置にコーティング剤を残してしまうと硬化して取れなくなりますので、濡れ拭きのマイクロファイバークロス(使い捨てになってしまいます)でシッカリ拭き取って残留が無いことを確認しましょう。

またこれらの硬化系コーティングは塗っぱなしで放置して硬化させたりした場合にプラスティックよりも変形しないため割れやひびが生じる可能性がありますので、薄く塗ったら2~3分放置して絞ったマイクロクロス(使い捨て)でシッカリ拭き取るという施工方法がベストかと思います。

※コンパウンド拭き取りの時にはドライの状態になるので傷の付きにくいクロスをお奨めしましたが、コーティングの拭き取りは濡れ拭きなので兼価なマイクロファイバーで構わないと思います。(私には高価なクロスを硬化系コーティングで使い捨てには出来ません・・・)

以上サイドバイザーの傷取り方法→コーティング保護までの工程です。


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