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コーティング剤の個体差について


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様々な実験を行っていて感じたコーティング剤の個体差に関して。

■コーティング剤における個体差とは

私の場合は多くの種類のコーティング剤を実験的に使うので、同じコーティング剤を再購入するようなことはほとんどありませんし、実験に使うコーティング剤はその一回購入したコーティング剤で全ての実験を一通り終えます。

しかしながら、たまたまかもしれませんがメインで使っているコーティング剤のナノ黒は数回購入しているため、今回新たな実験において「あれ?」と思う出来事がありました。思えば他のコーティング剤でも近い感覚を受けた時がありました。

特にガラス繊維系のように積層分離するタイプのコーティング剤は、少なからず「全く同じ配合」になっている可能性はむしろ低いのでは?と思います。

大きな工場で大量に作って大量ロットで作っている大手メーカーならまだしも、自社のオリジナルを詰めて販売しているようなマニアックなコーティング剤に関しては往々にしてこのような事は起こりえるのでは?と思います。

■ナノ黒傷消し実験における不思議

なぜ違和感が確信に近いものになったかと言いますと、今回ナノ黒の後継である「ゼウス」が発売になり、それに伴って新旧で対決させてみようと思い簡易的に傷消し効果比較実験を行いました。

結果的には思いのほかゼウスの性能が良く、旧型のナノ黒を圧倒する形になりましたが「旧ナノ黒・・・こんなもんじゃなかったはず!?」という違和感を覚えました。

結果を確認してみると、やはりゼウスの方が性能は高そうでしたが、実験データと比較するとそんなに大差ではなく僅差でゼウスの方が傷消し性能が高いという結果でした。

実験は放置時間や初期値が異なり、間に実験なので条件をそろえていないので確実な事は言えないのですが、自分の中では「個体差」は確かにあるのではないか?と思いました。

IPA成分の配合量の違いか?艶出しのための有効成分の違いか?傷消し実験におけるムラが多く発生し、傷消し効果が阻害されていました。元々荒れた面でそういう傾向がありましたが、その状態の酷い感じでした。

※補足:今回違和感を感じたゼウスVSナノ黒の実験に使用したナノ黒は3本目。実験データとしてサイトに記載しているのは1本目のナノ黒

■ブリスXの異様な艶出し性能

あとは当サイト実験におけるブリスXの実験データに関してですが、実は当時ブリスが分離するタイプのコーティング剤という認識がなく、よく攪拌してから実験を行ったか?などは正直記憶があいまいなのですが、思えばブリスXに関しても個体差はあったのでは?と思います。

違和感を感じたのはブリスNEOを購入して実験を行ってからですが、同じシリーズなのにあまりに性能(特に傷消し・重ね塗りによる復元効果の)差が大きかったためブリスNEO性能に疑問を持ちましたが、今思えばXがおかしかったのかNEOがおかしかったのかわかりません。

もしかしたら、どちらもそんなものかもしれません。ブリスに関しては有名なので工場でロット生産しているでしょうし、憶測にすぎないです。

■プレストコートも明らかに

評価の高いプレストコートも実はお試し用とレギュラーサイズで2回購入していますが、明らかに成分差がありました。2回購入した理由はお試し用でまともに実験できなかったからにほかなりません。

混ざりにくいセパレートタイプだったので顕著に確認できました。これに関してはメーカーさん(プレストさん)も十分に理解しておられるようで、性能と相談した結果妥協せざるを得ない部分だったようです。

クリーナーの成分が喧嘩してしまうらしく、実施工において問題はなく仕上がるが、当サイトの実験の様な環境だと数値の違いとして出てしまうかもしれないと正直な感想&意見をいただいております。

まとめ

上記のように確かなものから憶測を含めたものまで様々ですが、コーティング剤の個体差は確かにあるように感じます。評価の高いコーティング剤ばかり例に挙げていますが、ケチをつけるために目の敵にしている訳では決してありません。

気に入っているからこそ気がついてしまった点です。これが悪い事だとは特別思いませんが、ユーザーによっては良く思わないこともあるでしょう。ラーメン屋でもそうですが「味の均一化」は難しく、しかしながら最も気をつけているという話もよく聞きます。

コーティング剤にしても然りなのでしょうね。ただしコーティング剤に関しては保管環境や保管期間等も影響する可能性があり、一概に言えない難しい問題でもあると思います。


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