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タイヤコーティングに硬化系ガラスコート施工


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色々と悩みの種であるタイヤコートに硬化系ガラスコートを使用するとどうなるか実験。

■タイヤコートの葛藤

実のところタイヤコートに関してはそれほど拘りがなかった・・・と言いますか、私は整備士なのでタイヤの脱着なんかも行うのですが、その時に油性のタイヤコートなんかが塗ってあるとかなり(自分が)汚れてしまうためタイヤコート自体が好きではありません。

そのため、べたつかずに保護と美観の両側面から見た時に最も妥協できる「水性タイヤワックス 」を使用していましたが、正直油性のように主張するビカビカ感はありませんし、耐久性も油性には及びませんでした。

しかーしながら内心ではやはり主張するビカビカ感が欲しいのは言うまでもありません。先日話題に上がっていた「ナノ黒タイヤコート」ですが、私の中ではどうせ油性のシリコンコートだろうと思って、持っていましたが使わずに眠っていました。

ですが話題に上がっていたので、物は試しと思い使ってみました。まあ思った通り油性のシリコンコートの類だと感じたのですが、溶剤の刺激臭が全くありません。純粋に塗り伸ばすシリコンコートのようで、何気に施工感は良かったです。

ナノ黒のタイヤコートの感想は他のページで書くとして、やはりこのくらいの艶があれば洗車後の印象が全く異なり、良くなります。これでべた付かずに埃や汚れを吸着せずに、耐久性も長持ちすれば・・・と考えたのが当実験の始まりでした。(前振り長!)

■硬化系コーティングをタイヤに施工してみる

色々と考えた結果、条件を満たせるのは硬化系コーティングしかないのでは?という結論にたどり着きました。ただしタイヤにコーティングするという時点で結構危うい選択で、硬化系の中でも限られた系統しか施工できません。

溶剤系は却下

と言う事で選択ですがポリシラザンは硬化系コーティングの中でもクォーツや名だたるディーラー系純正コーティングに使用されていますが溶剤の割合が9割を超え、さらにまともに膜厚確保できないと判断し却下です。

まず溶剤でゴムが逝ってしまいます。例え軽微なダメージで済んだとして、ゴムのように浸透する素材に対して9割以上が揮発してしまうのに艶を出せるような被膜を残すのは不可能だろうという理由です。

他にはシラン系でIPA溶剤のタイプ、キシレン等の溶剤でも溶剤分が50%以下の製品もありますが、これらも艶っ艶の膜厚確保という観点で言えば試してみる価値はあっても最有力候補とは言えないでしょう。

シロキサン系が有力か

結局のところ行きつくのはシロキサン系ですが、厳選する必要があります。無溶剤に近いこと、硬化後の屈折対応角度が出来る限り広範囲な(曲げに強い)こと。の2点が最も重要です。

IPA溶剤シラン系を却下した理由の一つとして、全くと言っていいほど屈折に対応できない脆さがあるからです。言いかえれば硬度は高いのかもしれませんが、変形が激しいタイヤには向きません。(そもそも硬化系を施工する自体が間違っているのですが)

そうなってくると絞られてきて、いつものホイールコーティングになってくるのですが、洗車の王国ホイールクリスタル、カーシャインのハードクリスタル、クルーズジャパンのナノ黒ホイールコーティングあたりになってきます。

この中で一番屈折対応角度が広いのがクルーズのナノ黒ホイールコーティングになるので、結局のところホイールとセットでこのコーティング剤を使用することに決めました。

エシュロンFE1043も似たような感じなので責任はとれませんが、結果的に近くなるかもしれません。

実験!実際に塗ってみる

拭き取ってしまっては膜厚が稼げず、結局のところ艶が物足りなくなってしまいそう。しかしながら圧塗りし過ぎると、剥離や割れの原因になりそう・・・と言う意事でスポンジで塗り伸ばして綺麗にレべリングしてそのまま放置という施工方法にしました。
ホイールコート施工後
アップ写真その2。塗りっぱなし施工なので、少々控えめに塗りました。艶も油性コートをべたべたに塗りたくった状態には及びませんが、黒く艶めく良い感じです。状態によっては後日重ねるのもいいかもしれません。
タイヤの様子アップ

タイヤコートに硬化系コーティングの注意点

施工して1週間で特に悪い影響は出ていませんが、まだ実験結果が出ていないので決して真似をしないでください。管理人は人柱になるべく実験をしており、正直なところタイヤがダメになってしまってもしょうがないという覚悟です。

硬化系なので、塗ってみて効果がなかった~だけで済まない可能性があります。もちろんゴム部品への保護対策としても似たような製品が発売されていますので、素材を侵食するようなことはないと思います。

問題はタイヤの変形量が結構大きいため、硬化した膜が剥離したり、ゴムと一体化したままヒビ割れてしまったりする事です。これはタイヤの扁平率が高いほどたわみも大きいので、注意が必要です。

もし試されたい方は自己責任にてお願いいたします。

追記:10日経過

nano-taiya-hc.jpg

雨天時に2回ほど走行し、若干汚れているかな?と感じるようになりました。シフトのブルーシャンプーで洗ってみましたがタイヤコート施工後特有の汚れの取り込みは特になくスポンジが黒くなることも対してなかったです。

洗浄後はそれなりに綺麗な状態になっていましたが、前回はひび割れを恐れて薄塗り施工していましたので、今回重ね塗りをしてみることにしました。

現状では亀裂が入ったりゴムが変質しているような感じはしません。これは意外や意外使えるのかも知れません。コスト面で最大の難点がありますが。

※この項目は実験中で、近日中に動画を含めたコンテンツを追加する予定です。


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