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火山灰の車塗装への影響ダメージ


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火山大国日本では、避けられない地域がある火山灰の降灰の影響について

■火山灰の塗装面への攻撃性はあるのか?

問題点はこれに尽きると思いますが、一口に火山灰と言っても地質などによっても成分は異なるようです。しかしながら成分の違いにかかわらず例外なく塗装には悪影響を与えてしまいそうです。

火山灰の成分について

火山灰は鉱石などが融解したものが噴火による爆発で空中に飛散し、それが空気中で冷却され固形化した大小さまざまな鉱物粒子群です。火山性ガスなどを成分中に有しており硫黄などの硫化物の成分を含んでいることも多く、このような場合は強い酸性を示します。

噴火初期に特に硫黄分などの有害成分が多いといわれていますが、このような硫黄分を含む火山灰が降灰した状態で雨などが降ると酸性の水溶液が出来上がり、さらに鉱物の成分が溶け出した状態になります。

この状態で乾燥すると強烈なイオンデポジットや、未塗装部分などでは錆の促進が起きます。イオンデポジットに留まらず場合によってはクレーター化する可能性もあります。

仮に酸性やアルカリ性にならずとも鉱物からの鉄分やカルシウム分などで普通ではないイオンデポジットがつく可能性は高くなります。またこのような化学的なダメージがなくとも火山灰の性質として物理的なダメージを被る可能性が出てきます。

■火山灰と洗車傷

物理的なダメージとは引っ掻き傷(スクラッチ)のことです。洗車をすれば洗車傷の量産をしてしまう可能性もあります。これは火山灰の元がマグマであることが大きな要因となっています。

マグマは様々な鉱物が融解したもので冷えて固まると、平たく言うところのガラスや石になります。爆発飛散したものの粒子は丸い訳もなく非常に角が立った物質です。

粒子径もさることながら、粒子形も傷付きの大きな原因となるので火山灰が乗った車を一拭きしただけで傷だらけになってしまった!という現象が起きるわけです。

特に濃色車では対処を誤ると目も当てられない状態になってしまいます。

車の塗装を考えた対処

正直100%これだ!という対処方法はありません。化学的なダメージから守ろうと洗車をすれば洗車傷を量産してしまう可能性がありますし、放置すれば火山灰の成分でダメージが加わってしまう可能性が高くなります。これは究極の選択を迫られる厳しさです。

私の地域は稀に流れてくる可能性はあるものの、実質的に降灰被害を受けている地域ではないので「自分ならどうするか」という視点で対処を書かせていただきます。

まずどの位期間が続くかという問題にもなってくるのでしょうが、いつかは洗車しなくてはいけないので結局のところ放置して様子を見るよりも洗車をしてダメージを軽減する方向にすると思います。

結局洗車をしてもすぐに積ってしまう状態だとしても、降灰量が少ない日を狙って洗車と簡易コートを続けるような対処をすると思います。放置して受けてしまうダメージは防げませんが、洗車傷には対処法があるので幾分軽減できるはずです。

1、降灰量の少ない日を選ぶ(風向きなどで)。

2、高圧洗浄を利用して出来るだけ水圧で粒子を除去することに注力する。

3、ムートンやソフトスポンジの減圧使用で粒子の逃げが多い道具と手法で洗車する。

4、拭き取りには異物の逃げが少ないPVAや合成セームは使わない。使うときは置くことによって水分吸収する方法で水分拭き取りを行う。または起毛クロスやマイクロファイバーで水分を拭き取る。

などなどの対処で乗り切ると思います。洗車方法の詳細などは別ページにまとめたいと思います。


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