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研磨時における加水について


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ポリッシャーを使ったバフ研磨、手磨き時における加水に関しての解説

研磨時における加水とは?

加水とは読んで字の如く、水を加えることです。私の場合はバフや研磨対象面が熱くなってしまい、早期に焼き付いてしまうような場合に作業効率を上げるために必要に応じてスプレーなどで全体的に湿潤させるような感じでスプレーで加水します。

加水と研磨性の関係

研磨粒子に変化がなくても加水すると研磨性が落ちます。結果的に磨ききってしまえば変わりないとも言えますが、例えばの話になりますが塗装を1μ当たり研磨するのに5秒しかかからなかったのに対し、加水を行ったら10秒になった。という具合です。(数値は例えです)

これは粒子径に関わらず水分がクッションとなり、油膜ならぬ水膜によって切削量を減少させる為です。水分が飛んでしまってからは普通と同じ状態になりますがこれまでに時間を要するため、加水時は研磨時間に対する研磨量は減少します。

シングルアクションポリッシャーの場合

元々シングルアクションは熱を発生させやすく、使用するコンパウンドなどにもよりますがシリコンやワックスが入っていないコンパウンドなどでは特に滑りが悪く焼きつきが速かったり、ポリッシャが暴れてしまったりするケースがあります。

これはテクニック面、知識面で私が足りないからこういった現象に悩むのかもしれませんが、このサイトは素人がDIYに挑戦するサイト・・・という事でシングルでぶち当たる壁は一緒でしょう。

そこでポリッシャを制御しやすくするため、コンパウンドを平均的に利用し、なおかつ無駄なく磨ききるために加水を行います。元々手磨きやダブルアクションと異なり研磨力に不満がないハイパワーシングルに適した手法と言えます。

水性コンパウンドがあるくらいですから加水行為自体は間違っていないのでしょうし、水性以外のコンパウンドが水溶性ではないかと言うと実はそうではなく、大抵は水溶しますので加水しても研磨中に分離による弊害などが起きたケースはないです。

ただ加水をしすぎたり、コンパウンド自体に加水するとコンパウンドの飛散しやすく、飛散する量が増えますので、霧吹きなどに蒸留水を入れておき、自分が一回で磨く一区画に対し対象面(ボディー)に一吹き加水するくらいが適量かと思います。

ダブルアクション・ランダムオーピッドの場合

正直加水をするシーンが思いつきません。もともと研磨性の低い機械ですからよっぽど加圧しない限り熱も発生しません。こういった場合に加水をすると研磨効率を落とすだけになります。

加水をすると接触面の摩擦抵抗が減少し、ランダムオーピッドなどの低出力機種でも回転運動をしますが、熱を発生するほど回転するならともかく、水分で冷却されている上に滑っているから回っているだけで研磨効率は悪化します。

見た目削れていなさそうでも、回転しない状態で加圧して集中研磨してみてください。熱も発生する上に削れています。細かい傷などで試してみてください。少量のコンパウンドを薄く延ばして加圧集中研磨で磨ききれば低出力機種のシングル以外でも削れること自体は実感できます。

手磨き時の加水について

手磨きは意外と繊細かつ難しい作業なので、施工するスポンジパッドのすべりが悪い時などには必要に応じて必要だとは思います。ただし研磨性が落ちるのは共通事項なので、ただでさえ効率が悪い手磨きなのに輪をかけて効率が悪化することは間違いありません。

手磨きで熱を発生させるのは酷な話、と言いますかポリッシャーを使った研磨よりも力が集中しやすく、あまり力を込めてゴシゴシ磨くと、超微粒子コンパウンドの仕上げ用を使ってもソリッドブラックなどを始めとする濃色車はギラツキ感が出てしまうケースがあります。

淡色、シルバーでは見えませんが、実際には磨きムラは発生していますので感覚の鋭いユーザーさんでは艶の感じがいまいち?なんて感じ方で気がつくかもしれません。

という事で磨ききるためにはあまり加水せずコンパウンドを使用した方がいいと思います。そもそもボディーがキンキンに熱くなるような環境以外では手磨きで引っ掛かり感が出てしまうようなことはないでしょうし、そのような環境で磨くべきではありません。

キチンと背面が硬質スポンジになっており、しっかりグリップできる研磨スポンジを用いて区画を決めて地道に研磨。これが手磨きのセオリーです。


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