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がっちりコーティングの評価

洗車の王国発売。硬化被膜型ガラスコーティング「がっちり」の実験結果と評価について

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がっちりコートの耐イオンデポジット検証

硬化系ガラスコーティング「がっちり」の耐イオンデポジット比較実験に関して

■がっちりコーティングの耐イオンデポジット検証の様子

実験パネルの温度 以下の内容は耐イオンデポジット性能比較のリンク先に基づいてがっちりの実験を開始いたします

霧吹きにて汲みたての水道水を加水する前に加熱した実験パネルの温度を測定しておきます。当実験のパネル温度は79.5℃です。
イオンデポジットの付き具合比較 霧吹きで噴霧していますのでどんな面でも必ず撥水のような状態になってしまいご覧のような無残な水垢の痕が付いてしまいます。これは実験のためなので故意にこういった状態を作っています。

硬化系の定番通り白い跡が目立つのは施工したほうです。がっちりの場合は撥水性なので余計にそう感じます。
水洗い洗車後・未施工部分 水洗い洗車を想定した水拭きを行いましたがやはり完全にデポジットは取れてはくれません。ちょっと映りが甘かったようですが・・・。

未施工部分に関しては親水化が進んでいたのか、目立ちにくい歪なイオンデポジットが残されています。光源と角度を調整しない限り、確認は困難です。
水洗い後、がっちり施工部分 こちらも水洗い後です。思った取り撥水被膜とこの実験の相性は悪く、さらに硬化系のガラスコーティングと言うことで結構くっきりとデポジットが残されています。

水滴1個辺りの水量が多くなりがちな撥水被膜なので、疎水・弱撥水被膜よりもやはり丸い跡が際立ちます。
水垢クリーナー使用後、がっちり施工部分 アルカリ系水垢クリーナーを試してみたところ、効果覿面で酸を使わないとイオンデポジット除去が困難だったシラン系などとは若干性質が異なる?ようで除去率は非常に高かったです。

しかしながら水垢クリーナーなのに光沢減退が大きかったですね・・・。上塗り剤が効いていて犠牲になってくれたのかもしれません。
水垢クリーナー使用後、がっちり施工部分の他 場所によっては若干取れにくい場所も。水が多く残っていた場所に関しては除去率はソコソコで、高いとは言い難い感じでした。

しかしながら硬化系にしては初期イオンデポジット性能は優秀かと思います。クリーナーを使って落ちると言うのは良いと思います。ただ耐久を売りにしてますから・・・。

がっちりの耐イオンデポジット比較実験総合評価

ガラス硬化系コーティングの中でも特殊な施工方法で、1液施工なのですが、上塗り剤が存在する「結果2液性」コーティングという異色のコーティング剤です。

シラン・硬化系のG-hardやリアルクリスタルが親水を売りしているのに対して、がっちりは強撥水性を示すあたりも市販品としては異端。施工難易度もすこぶる高いのですが、気になる耐イオンデポジット性も若干異なる様子。

イオンデポジットの付き方としては、水洗い確認後はやはり撥水被膜特有の丸い跡が残り、さらに硬化系ならではの白っぽいデポジットが取れにくくなって残っていました。

当実験の環境は非常に悪い状態を想定していますので、これくらい付いてしまうのはある意味、硬化系だから付いたというよりも、どんなコート剤でもついてしまうのですが、撥水+硬化系は中でも最悪か?と思いました。

しかしながら確認していただきたいのが、写真5枚目、アルカリ系水垢クリーナーを使用したところ、水滴痕が小さい部分に関しては85%~90%の除去率を確認しました。

ただし、部分的に落ちない部分も存在し、残っている部分では6枚目の写真のとおりです。完璧にとはいきませんね~。都合上載せていないのですが、このあと酸を使ってみると目立つ部分に関しても85%くらいまでは除去可能でした。

他の除去方法としては同社洗車の王国取り扱いの超微粒子研磨剤入りシャンプーを使用して物理的に削り落とすという手段があります。この場合は濃色の車では加圧に注意して使用しないと微細な傷が目だと可能性がありますがほぼ100%除去が可能です。

ただ高額かつ、再使用不可で耐久性を売りにしているコート剤なので、研磨すればすべてが水の泡です。コストパフォーマンスとしてもザイモールワックスを使うより遙かに悪くなってしまいます。

と言うことで高額な硬化系は、いかに被膜を残しつつメンテナンスをするかと言う点が、最大の争点となりますが、ケミカルで処理してもある程度被膜にダメージが加わりますし、難しい所です。

未施工面との比較など

未施工面に関しては水洗いで7割除去程度にとどまっています(画像3枚目確認)、施工面に関しては、実際のところ目立ちやすさを無視すれば50%くらいの除去率です。

未施工面と比較してずいぶん悪くなってしまいましたが、今回に限って?なぜか未施工面のデポジットの付き方が非常に弱く、形も歪で目立ちにくかったため、がっちり施工部分が目立ちました。

水洗い後は、そのような印象でしたが、水垢クリーナ使用後の状態は目を見張るものがあり、硬化系の実験中ではかなり除去率が高かったのが印象に残りました。未施工部分と比べても、ちょっと良いくらいの状態まで除去出来ています。

上塗り剤の影響かもしれませんが、除去した後ずいぶん被膜が落ちていたように感じますし、再施工が容易ではないコート剤なので、後のメンテナンスや、除去後の被膜の様子などを未施工面と比較する必要性も感じました。

以上ががっちりの耐イオンデポジットに関する実験検証結果でした。

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