ブリスXの性能等総合評価
ガラス繊維系コーティング・ブリスXの総合評価を得点化→公開
■ブリスXの評価得点と所感
以下管理人のお気に入り度も含めた、ブリスXに対する10項目の評価点数と撥水特性を挙げさせていただきます。(実験結果とはいえ独断と偏見がありますので、あくまで参考程度にお考えください)
艶(視覚的艶感の大きさ) | 8.5 | ガラス繊維系では屈指の艶感で初期型のブリスを上回る感覚があります。と言っても微妙なのでブリスより0.5ポイントプラス。 実験に関するリンク:施工時の艶を比較を参考にしてください。 |
耐久性 | 7 | ブリスと比較してポイントにして1ポイントですが疎水特性持続期間がずいぶん上がったようには感じました。簡易型ではまあまあだと思います。 実験に関するリンク:ブリスXの耐久性検証を参考にしてください。 |
重ね塗り適応度 | 8 | 重ね塗りによる効果は体感でき、簡易施工タイプでは最高クラスだと思います。ただデポジット当の閉じ込には注意。 ブリスX重ね塗リの効果比較に重ね塗りの効果測定の結果があります。 |
初期耐イオン デポジット性能 |
7 | フッ素が表層で利いている間の初期耐デポジットは大きいが、ケイ素被膜単体になってくると目立ちにくいデポジットが比較的強固に付く。というのはガラス繊維系全般に見られます。 関連項目はブリスXの耐イオンデポジット検証を参考にしてください。 |
応用度・汎用性 | 9 | 非溶剤系で艶に優れているので非常に汎用性が高く重宝します。ただ汎用品として色々な所に使うにはもったいないような気がしますが。(もっと安くていいものがあるような気がします) 性質に関する実験は過熱実験、加水実験になります。 |
施工性・ 施工難易度 |
7 | 初代ブリスから考えればかなり大きな向上のようですが、私からすれば若干良くなったかな?という程度です。使いやすいです。 |
傷消し性能 | 8 | 湿式の簡易型ガラス繊維系コーティングで私の知る中ではNO1の性能です。いまでは乾式のガラス繊維系コーティングを知ってしまったのでズバ抜けて良好とは言い難いですが、総合的に見ても大きく引けを取る性能ではありません。 ブリスX傷消し効果比較実験で特定条件下での傷消し性能比較を行いました。 |
コスト パフォーマンス |
8 | ある程度までいくと性能と価格のバランスが破壊されて価格だけが高くなっていく感じになりますが、ブリスXは私から言えばこの境界線にあるため今でも性能と価格を考えたときに、このラインに戻るか否かで悩みます。 中型車で施工方法によっては18回程度使えますから、1回約400円です。性能からすると安いと感じてしまいます。 |
メーカー対応 アフターメンテ用品 |
7 | メーカー直の販売店にメールをした時も対応は良かったですし、メンテナンス用品も一通り揃っていますから文句はないですが、ラインナップが増えると嬉しいです。 |
管理人の お気に入り度 |
9 | ブリスからブリスXに乗り換えて某コーティング剤にお世話になるまで永らく愛用していました。今でも機会があったら使いコーティング剤です。その簡易性と艶のバランスは絶妙です。 |
撥水特性 | 弱撥水:疎水 ~弱親水 |
最初は水玉の大きな撥水のような状態で、水捌けは悪くないですが良くもないです。流水をかけるとスッと水を引く疎水です。 期間経過後は撥水は非常に弱く接触角度はかなり落ちて、目立つイオンデポジットは付きませんが目立たないものはしっかり付きます(これはどれでも同じ) |
総合得点 | 78.5 | 最初は「超艶!高性能!」と思っていましたが、今となっては良いものがたくさん出てきて、バランス型のコーティング剤となってしまいました。 ただ今でも良いものとして使えるレベルのもので、究極を求めなければブリス+弱研磨の定期メンテナンスで、他人から見ればいつまでも新車というレベルに車を保てると思います。 |
以上はあくまでも総合評価の得点ですので、=コーティング剤が高性能という特典ではありません。性能だけを抜き出したい場合は、気になる項目の評価だけを参考程度に考えていただければと思います。
以上ブリスのコーティング剤比較実験によって得られたブリスXの総合評価でした。(実験結果とはいえ独断と偏見がありますので、あくまで参考程度にお考えください)
■コーティング剤の総合評価に関して
自動車コーティング比較実験の各種比較実験の手法説明に挙げられている実験項目の結果と管理人自体のお気に入り度をプラスした総合評価を得点化したものです。1つが高性能なだけでは総合的に高い点数にはなりません。
DIY施工のコーティング剤に求められるものはPRO用とは異なります。「性能が良ければ全て良し」とはしないということです。