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洗車方法

車(自動車)の洗車方法や塗装ダメージの種類や解決方法、注意点や知識などの完全ガイド。

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洗車ダメージ処理マニュアル

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洗車ダメージ処理マニュアル

ボディー外装(塗装)の困った!(鉄粉・鳥糞など)塗装ダメージを解決するクイックマニュアル。

■塗装の困った!を解決する

ここで言う塗装ダメージとは鉄粉・鳥糞・樹液・ピッチタール・イオンデポジットなど車を使用する上で、環境要因によって受けるシミ・汚れなどのダメージのことで、擦り傷や凹みに対応するコンテンツではありませんのでご了承ください。

1、鉄粉によるダメージ対策

白い車だと分かりやすい赤茶色の点々が鉄粉です。濃色は洗車しても艶はあるのにザラツキがある場合は鉄粉の疑いが強いです。ケミカルの鉄粉除去剤で変色が見られれば確定的です。

処理タイミングは洗車の濯ぎ後、または拭き取り後でも再度加湿すればOKです。粘土とケミカルの2種類で対策できますが、傷を増やしたくない場合は極力ケミカルの鉄粉除去剤で対応した方が良い。

鉄粉除去剤のケミカル剤は鉄粉の錆びに強力な還元効果で働きかけて溶解させボディーから鉄粉が取れやすくする溶剤です。塗装にとっても良いものではないので乾燥や放置しすぎに気をつける。

ケミカルで処理した後に残った鉄粉は粘土で取れやすくなっていますので、複合して粘土クリーナーを使用する場合は、鉄粉除去剤→粘土の順番で連続処理するとかなり効果的です。詳しくは鉄粉除去剤で鉄粉対策を参照。

2、花粉・樹液対策

季節限定のダメージですが、塗装に浸透するなど深刻なダメージを食らう場合が多いので早めの除去がポイントです。花粉樹液ともに油分を含んだ汚れで粘度があるため通常の洗車では落としにくく、性質的に溶剤が効かない場合もある。

共通して効果的なのは熱湯による除去です。70~80度の熱湯をタオルやキッチンペーパーを介して蒸しタオル状態にして付着部分を加湿・加熱しふやかす。(熱湯は樹脂パーツの変形に気をつける。通常耐熱90度以下の外装樹脂は使用されていないとは思いますが)

仕上げはマイクロファイバーで拭き取り、取れない場合はふやかす時間を延長して繰り返し時間をかけて行います。処理タイミングは洗車後部分的に行います。花粉と車塗装ダメージ対策車の樹液除去・防御対策

3、鳥糞の対策

環境によるところが大きいですが、偶発的に誰もが食らう可能性のあるダメージです。鳥の中でもカラスのフンは大量かつ攻撃力が強いため、特に高温時にはコーティングの有無に関わらず最優勢で除去するのが好ましいです。

処理タイミングは乾燥してしまうと、塊が傷の原因になりますし、部分的に緊急処理することが多いかと思いますので洗車前ということにしておきます。除去方法は花粉や樹液と同じく蒸しタオルの除去方法でお湯を多めに使ってください。

乾燥していない場合は洗車と同時処理で流水を中心とした方法で除去するのがいいでしょう。鳥の糞害/除去と対策

4、虫の死骸こびりつき対策

おもにフロントマスクに食らうことの多いダメージで、樹脂パーツであるフロントバンパーが最も被害を受けるかと思います。虫によっては塗装侵食をしますし、地が樹脂であるバンパーは元々高温焼き付けが出来ない状態での塗装なのでボディーより弱く注意が必要です。

なるべく早めの除去は基本的にほかのダメージと同じで、除去方法は樹液や鳥糞と同じく蒸しタオルが効果的ですが、市販の虫取りクリーナー(主成分はアルコールです)と併用しても効果が高いと思います。

結構頑固なのでゴシゴシ擦って傷を増やさないように注意しましょう。気持程度ですがテフロン系のワックスの一部は初期の固着防止効果が少しだけ望めます。こびりついた虫の除去方法

5、タールピッチの除去対策

車をよく運転されるユーザーなら避けて通れないダメージです。道路工事などで乾ききっていないアスファルトの上を走行するとタイヤハウス周辺のボディー下部に付着する、洗車をしても落ちない黒い点々汚れです。

洗剤では分解は殆ど望めないため、毒には毒をということで溶剤系のクリーナーを使用しなければ分解除去することはできません。また溶剤を使用すれば比較的簡単に除去できますので、強く擦らないこと。

黒い油の塊の中には砂なども噛みこんでいますので、必要以上の力でゴシゴシこすると思わぬ深いスクラッチがつく原因となる可能性があります。タールピッチの除去方法/対策

6、イオンデポジット・ウォータースポット

ボディー汚れと雨水の乾燥、水道水乾燥によって出来る輪染みなどの総称=イオンデポジット。水滴のレンズ効果によって起きる高温でベースカラーが焼けて変色を起こす現象=ウォータースポット。

現在は塗装自体の樹脂、含まれる顔料の改質によってウォータースポットの心配は殆どなくなりましたので説明は省きます。

イオンデポジットは基本的に撥水型皮膜を有するコーティングやワックスなどで付きやすいが、その実態は撥水が弱い物は形が歪で目立ちにくいだけで、雨の降り方次第でどんな性質のコーティングであっても完全防御はできません。

1つ、水道水のイオンデポジットは最も強烈。洗車中に水道水を乾燥させないように気を配ること。2つ、定期的に簡単な除去作業を行い、コーティング剤をひたすら重ねることに没頭しない。

3つ、イオンデポジットを真に懸念するならイオンデポジットのメンテナンスが難しい硬化系のガラスコーティングは控えたほうが良い(今後改良の余地はあるとしても)

除去方法はコンパウンドによる研磨、研磨剤入りシャンプー、キレート剤入りのシャンプーで簡易除去。酸性系のケミカルで強力な除去。と色々手法はありますが、何にしても定期的な簡易除去を行っておく必要はあります。イオンデポジット除去剤・対策ウォータースポット除去・対策

7、酸性クレーター(知識)

誰がつけたたネーミングか分かりませんが、私の中で物議を醸し出しているダメージです。酸性クレーターはイオンデポジットと見分けがほとんど付きませんが、状態としてデポジットが塗装上に固着している汚れの一種であるのに対して、クレーターはその名の通り凹みです。

出来てしまう経緯として有力説はデポジットを放置したことによって、輪染みが枠の役割をして雨水が毎回同じ場所に滞留。雨水が酸性である場合は接触時間が長い部分だけ陥没してクレーターになるというものです。

ただ私の住んでいる地域の雨水調査を行ったところ侵食するような酸性度ではなく、ほぼ中性でした。にもかかわらずクレーターがある車は非常に多いです。何らかの他の原因がある可能性は高いです。

除去方法としては、凹んでしまった底の部分と同じ高さまで研磨してレべリングするしかないという途方も無い手法しかありません。軽度のうちなら何とかなりますが、業者依頼必須な作業ともいえます。そもそも処理するか否か自体に問題が出てきそうです。酸性クレーター除去・対策

8、黄砂対策(対策というより考察)

これも人それぞれの考えがあるのですが、日本に降り注ぐ黄砂はもはや唯の微粒子物質では無く、有害な公害物質の化合物と考えたほうがいいです。黄砂を触媒にした有害物質で雨などで融解して乾燥時に塗装面にダメージを与えるケースが増えているようです。

特に硬化系をはじめとする強靭な耐久性を誇るコーティング剤は「被膜として確かにボディ表層に存在するが故に影響を感じやすい」と言えます。コーティングの有無にかかわらず雨染みが出来やすかったりするのが黄砂の季節の最近の傾向と言えるでしょう。

よって私は黄砂の季節ほど洗車をするべきだと思うのですが、さすがに黄砂が降り注いでいる最中に洗車をするほど愚かではありません。業務上で洗車を余儀なくされたことも度々ありますが燦々たる結果だったことは言うまでもありません。

一方「洗車をするべきではない派」の多くは洗車傷が増えるからという理由が大半のようですが、実際問題黄砂は砂というよりも泥であり、その泥を構成する微粒子なので砂というには小さすぎる5μ程度ということです。

黄砂の時に洗車するのはサンドペーパーをかけているようなものだ・・・とか言われる方もいますが、そんなことはないです。5μだったら極細目コンパウンドに位置づけることもありますし、加圧しなければ傷を防ぐことも可能です。

と言っても洗車傷が増えることには違いありませんので間違った考えとも言えません。ただ、ダメージ的には手磨きでも消せる微細傷か強烈なデポジットからクレーターになる可能性を秘めたダメージか・・・どちらを取るか?と考えてしまいます。黄砂による車塗装への影響

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