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洗車用品の徹底解説

洗車用品1つ1つを徹底的に比較または解説してとことん拘るためのマニア向けカテゴリ。

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高圧洗浄機の活用と是非

洗車の補助機器であるDIYレベルの高圧洗浄機の有効な活用方法と是非

■高圧洗浄機とは

DIYで使用されるタイプは工場などで使用される中型のコンプレッサーエンジンのタイプではなく家庭用高圧洗浄機と呼ばれるタイプで、水道水の水圧にプラスして小型コンプレッサーやモーターで加圧噴射するタイプです。

家庭用に関しても性能はピンからキリまで有りますが、ケルヒャーの高圧洗浄機がホームセンターや通販でも有名でしょう。国産ですとリョービ製なんかも信頼がおけます。

性能に関しては価格に比例して高性能・高圧になると言った印象ですが、家の前で使うような場合は強すぎる高圧洗浄機は使いにくい場合もありますので良く検討する必要があります。

大体家庭用で使用される限界域の圧力は水道水の40倍の圧力と謳われているレベルで8Mp=80brです。噴射水量が業務用より少ないとはいえコレ以上の高圧はちょっと使いにくいかもしれません(敷地が広ければ話は別ですが)

疑似高圧洗浄機にご注意

良く安価な製品で水道水の水圧を絞り込んで噴射することによって高圧に見せる洗浄機もどきのジェットスプレーーのような「ノズルヘッド」がありますがこれは高圧洗浄機とも高圧で洗うとも言いません。実際に絞り込んで噴射することによって面積当たりの圧力は上がりますが、あまり意味がありません。

かといってこのようなノズルヘッドが使えない製品か?というとそういう訳ではありません。パターンを変化させられるノズルヘッドは高圧洗浄機が用意できない場合は、重宝しますし私自身も使用します。

ただ高圧洗浄としての意味は少ないというだけです。

洗車場の高圧洗浄機の能力は?

洗車場に設けられている高圧洗浄機(高圧スチーム)はかなり吐出圧力が高く家庭用最高レベルの8Mpが最低ラインで12Mpくらいまで有ります。しかも同じ圧力でも洗車場に引かれているような水道は家庭用と量が違います。

圧力+水量がありますので家庭用が同じ圧力でも洗車場の高圧洗浄機のような効果は期待できないと思います。自宅で農業や工業系のお仕事をされている方は水量も確保できると思うのですが、いかんせん高圧洗浄機の吐出量も一般家庭用に合わせれているようです。

ということで高圧洗浄機の能力・性能は圧力だけでなく噴射水量も重要なのですが、家庭用の場合は比較したことが無いのですが家庭量の水道に適した吐出量に制限されていると思います。

要は頑張っても洗車場に設置されているような豪快な洗浄はできないかと思われます。

■高圧洗浄機使用の是非

家庭用・洗車場の洗浄機の危険性

中には高圧洗浄機の使用に悲観的な意見を持つ方もいますが、その考えも決して間違いでは無いと思います。高圧洗浄機の近接噴射圧力はほぼ表示通りの噴射圧力がかかりますので非常に危険なレベルです。

8Mpにもなれば手で触ると怪我をします。そんな強い噴射圧力ですから塗装に悪くいないとも言いきれません。しかしながら噴射圧力を分かり易く別表示すると8MP=80br=81.5kgf/cm2(81.5キログラムフォース・パー・平方センチメートル)です。

要は1平方センチメートル当たり81.5kgの力が掛かる噴射圧力ですよ~という表示です。この噴射圧力で仮に水がストレートで噴射されれば使えたものではないですが、洗車場の洗浄機を見ても分かると思いますが、広範囲に拡散します。

1メートルも離せば塗装に重大なダメージが無い限りは、何の影響もありません。ちなみに正常な鋼板と塗装なら20~30センチも離せば影響出ません。ただパンバーなどで飛び石の跡があったりすると危険な場合があるので安全マージンを取って1mとして考えた方がいいでしょう。

もうひとつ危険な場合は再塗装の状態が悪い場合です。これは高圧洗浄機云々の問題ではなく、高圧を使わなくてもいずれどこかで影響が出てくる問題ですが、下地処理・後処理が不十分な塗装、塗装の質が悪い場合は細かい傷や亀裂を起点に高圧洗浄によって剥がれることがあります。

しかしながらこういったレベルで剥がれるのでは、高速走行の雨天時や洗車機で剥がれてしまってもおかしくないレベルで、高圧による弊害とは言えないと思います。

高圧洗浄機を使用するメリット

洗車傷を抑制する最大のポイントはスポンジなどで擦る前にいかにして、ボディー上の汚れを流すかにかかってきます。ノンブラシ洗車を予備洗車として推奨する理由もここにあります。

水道水の水圧ではノズルで噴射パターンを変えても限界があります。しかしながら高圧洗浄機を使用すれば水道水の水圧では除去できなかった塵・埃まで洗い流せる率が多くなります。水圧の影響を受けやすい質量の大きいもの(すなわち砂の粒)などの除去率も高くなります。

また高水圧に弱い泥の塊なんかも短時間で除去できますから、特にマッドガードやタイヤの内側(フェンダーライナー)付近の汚れも高圧での予備除去があると後の手入れが格段に楽です。

また隙間に詰まった異物の除去率も高くなります。特にコーティング施工時などに余分なスクラッチを作ってしまう原因の一つとして、モール類やウェザーストリップなどのゴム部品、エンブレム、ウォッシャーノズル付近など隙間が出来る部分の異物をワックス・コートスポンジで拾ってしまうことがあります。

こういった異物は流水ではほぼ除去できませんので実際にエアや水で圧力をかけて除去するほかないのです。除去できない場合はなるべく付近の拭き取り・コーティング時に気をつける事が必要です。

余談ですが水道代も高圧洗浄機の方がはるかに有利という常套のうたい文句もありますが、検証していないので実際にはどうだか分りません。効率はいいとは思います。

高圧洗浄機を使用するデメリット

まず使用できる環境が限られることです。狭ければ近隣への飛散が気になります(洗濯物や人への飛散)後は騒音の問題も若干あります。ただ掃除機をかける音と大して変わりはないようにも思います。

高圧ということで再塗装やクラックがある部分に近接から噴射すると応力が集中し塗装がはがれるケースもまれにあります。遅かれ早かれと言う感じですがきっかけになってしまう可能性はあるということです。

また。お金がかかることもデメリットと言えます。洗車用品は便利にするために揃え出したらキリがありません。趣味が洗車ならば良しとも言えますが、洗車だけのために1~2万は普通に考えて結構な痛手です。

参考製品情報「ケルヒャー」高圧洗浄機

やはり家庭用高圧洗浄機と言えばケルヒャーの高圧洗浄機でしょう。ラインナップでは同じ家庭用でも結構幅広くあります。バランスから考えるとK2.75が最もお奨めですが、ホースの長さなどが異なるモデルがありますので延長ホースを後から追加する予定なら標準で長いK2.99M (7.5Mpa)などが良いと思います。

安価なケルヒャーK2.01も使えないレベルではないです。ただこのモデルは水圧が6MpaでK2.75は7Mpaありますから出来るだけ圧力を求めて、なおかつ安価にということであればK.2.75がバランス型になります。

もっと高額なモデルでは8Mpaなどもありますし、エンジンモデルになれば10Mpaを超える高圧が使用できますが車のためであれば8Mpaもあれば十分なので7Mpaでもいいと思います。

ケルヒャーの場合はTV通販やホームセンターでも安売りしていますので、実際にホームセンターなどで見てみるのもいいかと思います。

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